inkblot

FAB BOX

FAB BOX 【完全生産限定 BOX】 [DVD]FAB BOX 【完全生産限定 BOX】 [DVD]
(2010/06/30)
フジファブリック

商品詳細を見る



 っと観終わった。届いたのは30日だったけども。毎日一枚ずつ、封を解いて。



「アラモルト」は、初期のあの、日本人の心を揺さぶる、根源的な和のメロディが凝縮されて詰まっている。やっぱりぐっとくる。後ろを振り返りながら、涙をこらえながら、それでも足を進めていく。そんな姿が目に焼きついて離れない。悲しいし、真剣なのに、どこか滑稽だ。それがフジファブリックの真骨頂だと思うんだが、それがよく出ている。


B面集は、裏四季盤から始まってなかなか趣がある。そんなことをいいつつも、本当は「黒服の人」なんて、聴くのがつらすぎるけれども。ものすごい美メロがあって、静かに澱む旋律のアンセムがあって、アッパーでぶっとんだキラーチューンがあって、もうむちゃくちゃすぎるんだけど、でも全部フジだ。「セレナーデ」がやたらと沁みた。


「RARE TRACK&COVERS」はなかなか封が開けられなかった。「開店休業」・「FOUR SEASONS」はなんというか、ユニコーン・イエモンの魂とでもいうべきものが受け継がれているのを感じられる。ユニコーン(というか民生)なんか、もう直系だろう。一見、どこも似ていないように見えるが、しっかり同じ血が流れている。ビートルズカバーはとにかく気色悪い。本領発揮。

そして未発表音源。「Master Line」はライブ音源だけど、どうやらデモも存在するようだ。がっしりとした骨太のサウンドで、カッコいい。野音のころになると、もうかなりボーカルの雰囲気が柔らかい。個人的には1st・2ndあたりのモノノケっぽいボーカルが一番好きだが、これはこれで好きだ。普通に聴いたら笑ってしまうようなところもあるんだが、それらすべてを含めてカッコよく思える。

「シェリー」は足立が脱退する直前にレコーディングされたもの。こっちの方がいくらか2ndに声質が近い。力強いサウンドの、「TEENAGER」みたいにキラキラと弾けた魔法みたいな曲だ。ギターと鍵盤が鮮やかな色彩を残して駆け抜けていくような。自信に満ちた、サニー・サイドの曲。これからもっとすごい世界を見せてくれると確信させてくれるような曲。だからこそ、ものすごく寂しい。さよならなんてな。


「FAB MOVIES」、最後に開封したのがこれ。最初のうちはそれなりに笑って見れたけど、後半はつらかったな。。。。志村ってのは、ものすごく真っ直ぐ真剣にものを見るやつで、昔はあの目をしながら、それでもなにかに少しびびっているように、身構えるように口を結んでいたのが印象的だった。それが時が経つにつれて、どんどん目が強烈になっていったような気がする。正直言って、それは怖いことだ。危険なことだ。そして志村は結構しっかりした骨格の持ち主で、今時めずらしく健康そうな若者だなあという第一印象があったんだ。それがどんどん痩せていくのが怖かった。見終わって、感嘆とやるせなさが残った。しかし、それでも拍手と賛辞を。ブラヴォー、ブラヴィッシモ。



  1. 2010/07/04(日) 22:48:22|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<星の由来 | ホーム | 本をくれ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kirschrot.blog40.fc2.com/tb.php/94-3517c5ab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)