inkblot

Doppelgänger

朝、近所のおばさんに会った。

小太りで、人の話をするのが生きがいな類の人である。


「あらあ、こんにちわあ!」


のっけからテンション高いな、おい。

まだ寝ぼけている私を相手に、しゃべるおばさん。

でも目が肉に埋もれていて、細い。



「あら、妹さんにそっくりねー! 妹さん、元気?

中学生なんでしょ? ほんとに似てきたわねー!」



……居ねえ。妹なんか、居ねえ。

とりあえず、作り笑いでお茶を濁した。




しかし、中学生の妹って誰だ? 

そんな女の子は見たことがない。

私に似た子というのも、記憶にない。



すぐそこにあるホラー、だった。




  1. 2010/04/24(土) 17:55:43|
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