inkblot

笑ってサヨナラするため 間違い探しをしようか


 メレンゲからドラムのヤマザキタケシが脱退することが発表された。4月24日のワンマンをもって脱退。思わず、「なぜ今さら!」と声を上げてしまったが、ホントに体が冷たくなった。クボンゲがクズなのは今にはじまった話じゃないだろ! たしかにクズだけど、やる時はそこそこやるからクボンゲも! だから行くなよ!! ・・・少し落ち着こう。長いけども、まずはメンバー三人のコメントを引用してみようか。



ヤマザキタケシです。
少し長くなりますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
この度、皆様にこの様な発表をしなければならない事を
大変残念に思っています。 メレンゲの立ち上げから約14年間、
僕はこのバンドに、自分の全身全霊をかけて臨んできましたし、
一生続けていくつもりでした。
僕はこの3人でメレンゲである事に誇りを持っていました。 しかし、メンバー間の個性や価値観の違いが、
時間の経過と共に徐々に違和感に変わっていきました。
良いと思える物を共有できなくなってしまったのです。
自分が、脱退という決断を下さざるを得なくなった時、
僕は正直悔しくて仕方ありませんでした。 しかし、その後自分としっかり向き合う中で、
やはりドラムという楽器が大好きという事、
そして、メレンゲという枠が外れた場所で
ヤマザキタケシ個人のドラムの可能性を試してみたい自分がいる事に気付きました。
だから、次への一歩を踏み出していこうと決めました。 皆様には本当に本当に感謝しております。
ありきたりな言葉になってしまいますが、今まで本当に有難うございました!
最後になりますが、2人でのメレンゲの音を
皆様と共に静かに見守っていきたいと思っています。

ヤマザキタケシ  

-----
この度は突然の発表で驚かせてしまい申し訳ありません。 メレンゲが3人のバンドになり10数年。活動を続けていく中で、
メレンゲの目指す音楽像に対し、徐々にズレが生じてきていました。
そんな中でも最高の形を目指し、真摯に向き合いながら作品を作ってきました。 CAMPFIREというアルバムを完成させ、ツアーを終え、
改めてメレンゲの今後とこれからの人生を話し合いました。
お互いの音楽性に正直に、真摯に向かうことがバンドにとっても
個人にとっても幸せだと考え、別の道を歩むことに決めました。 メレンゲはこれから新たな形で活動していきます。
今までと同じように、とはいかないとは思いますが、
今まで応援してくださった皆さんの期待を裏切らないように、
僕らの信じる音楽を作っていきます。
これからもメレンゲをよろしくお願い致します。

タケシタツヨシ  

-----
突然の発表申し訳ありません。
十数年一緒にやってきたヤマザキとメレンゲは別々の道を歩む事にしました。
一緒に歩んできたとてつもなく長い時間は振り返れば
あっという間のような気がしています。 こうやって文章にする以上、その理由を説明しなきゃと思うのですが
やはり音楽を一緒にやっているなかでのお互いに思う感覚のズレが
次第に大きくなってきたという事です。
ここまで長くやってきて今更かという声もあると思います。
あるいは歩み寄って頑張り続けたらその先に見える
何かというのもあったかもしれません。
恋愛みたいなものでそれが何年かして後悔という形で僕に襲いかかるかもしれません。
ここまで長い時間をかけて作り上げた関係です。僕自身も相当考えました。
それでもやはりお互い別の道で頑張ろうという決断に至りました。 ありきたりなことしか言えないですが
これからのヤマザキタケシとメレンゲをどうぞよろしくお願いします。

クボケンジ




 三人のコメントを読むと、音楽性というよりは「メンバー間の個性や価値観に対する違和感」、「音楽を一緒にやっているなかでのお互いに思う感覚のズレ」が原因ということらしい。そう考えるとたしかに思い当たる節はある。ヤマザキはバンド内のキャラ立ちに悩んでいたのではないか。もちろんこれは個人的な憶測でしかない。バンドの顔であるクボンゲはそもそもキャラ立ちまくっているし、漕ぎ出した瞬間に沈没するクボンゲのMCの救世主であるツヨンゲはもともと常識人だしキャラは地味だったが、最近ナカザ化に成功してなんか独特のキャラを獲得した。ゴーイングアンダーグラウンドのタレサン・ギタリストのポジションがおいしいのかどうか、疑問だがまあ目立つのは確かである。そりゃライブで手品やり出したらいやでも目立つ。ツヨンゲは目立ちたがり屋だからまあいいのだろう。ただヤマザキも自己顕示欲はそこそこある。いつだったか、コメント映像でめんどくさそうなクボンゲが「じゃあリーダー、シメをお願いします」とふられて嬉しそうにしていたのが印象に残っている。いつからか覚えていないが、ライブでは最後にボーカルマイクでライブを総括するようなMCをして去って行く。でもしなくなった。そもそもライブ中のMCはクボとタケシタのやり取りで終始してしまう。誰かが入り込む余地がない。キャラ立ちが上手くいかず自己顕示欲をもてあましていたら、「ドラム以外に存在意義のない自分とは何なのだろう、サポートメンバーと変わらないのではないか」と悩むのは不思議ではない。こればっかりはとても難しい。技術はなくても愛されるミュージシャンもいるし、他のことはぱっとしなくても技術は本当に素晴らしいミュージシャンもいる。難しい。

 しかしここまでフジファブリックをなぞるのかという思いだ。前にも散々書いたが、フジファブリックとメレンゲのキャリアはほぼ相似形なのである。2006年3月、フジファブリックのドラマー・足立房文脱退。同じだ。見えるんだ、「もう一度だけあわせよう」と言って最後にメレンゲの曲をやって感極まって泣くんだろう。。。いや、やめよう。これ以上は言うまい。だが、新たなドラマーを探さなければならない。公式サイトの「卒業」という表現がなんか引っかかるが、卒業ならばサポートとして当面やることもないだろうな。ヤマザキほどの技術があって、かつクボンゲがコントロールできるドラマーでなければメレンゲのドラマーは務まらないだろう。畑利樹、、すげーいいドラマーだけどコントロール不能だから無理だな。あとはゴーイングを抜けたばかりの河野丈洋が一番ありそうだ。彼のしなやかなプレイスタイルはクボ好みだしな。サポートでしばらく河野に頼むのが一番無難そうだが、まあ所詮妄想である。

 それしても、残されたクボとタケシタは大丈夫だろうか。ただでさえ、去年ガラにもなくがんばった疲労はたまっているはずなのに、それに加えてこれだ。ぶっ壊れないでほしい。タケシタも二人になってクボの世話でいろいろためこまないか心配である。もうこの際、皆川神かジュンマツエに加入してもらおう。おれ、じつはひそかにクボンゲとジュンマツエが並んで写ってる写真を集めてるんだ。。。だって巨人とリリパットが並んでるとすげー面白いだろ。。。松江さんのギターすげーかっこいいし、松江さんいるとクボンゲも落ち着くので末永くいてほしいものである。。。

 ああ。。。ずっと別れ話をしてたと思うと、さかのぼっていろいろなことが違う意味を持ってきてしまう。そういやここ最近ヤマザキは妙な顔してたな。なんだろうとは思ったけど、分からないからそのままにしていた。クボンゲが最近ライブで荒ぶっていたのもなんか情緒不安定だったんかなと思えてくるのでやめてほしい。

 去って行く者に石を投げるようなことはしない。色々なものをもらった。けれども、あと二本のライブをどんな気持ちで観たらいいだろう。志村は「脱退は離婚みたいなもの」と言っていたが、ファンからしてもまさにそんな気持ちだ。そこそこ仲の良かった叔父さんが少ししたら赤の他人になると言われたような感じ。明日から他人になる人をどんな気分で観たらいいだろう。まあファンはいいが、ヤマザキ本人は針のむしろだろうな。まさかドラムやめるからってメレンゲ観に行くのをやめる人もいないと思うが、とにかくあと二本、観れそうだったら観ておいた方がいい。これから先は全く分からない。オリジナルメンバーで10年20年やれるバンドは幸せだ。でもそれが全てではない。移籍後、考えられないような好調なペースでリリースを続けて、今年はまたライブも本数が増えそうないい調子だった。そこへ降ってわいたこの発表は不安要素しかない。でも小生はこのバンドに賭けたい。なんでか分からないが、好きになっちまったんだ。あのテレキャスを掲げてしまったのだから、後戻りはできない。お願いだ、今とまったら壊れてしまう。すりむきながら前へ進んでくれ。できることならするから。


  1. 2015/03/14(土) 02:03:35|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<さよなら さよなら 借りてた夢は返すよ | ホーム | 滅びへと今もパレードは続く>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kirschrot.blog40.fc2.com/tb.php/651-3ecc6cea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)