inkblot

魔法の料理~君から君へ~

POFCHI a.k.a BOCの新曲。珍しく早起きして朝からだいぶ待った。aikoとかアンジェラ・アキだとかいっぱい見ながら待った。ちょっとつらかった。サカナクションでちょっとほっとした。途中、ちょっと「銀河」とか聴いてJUJUに耐える気力を保った。とにかく待った。

やっぱりこれはBOCの曲にしかない感覚なんだよな。サビでマジ鳥肌立つ。音が降ってくる。音が降り注ぐ。呆れるくらいあたたかい曲。呆れるくらい見覚えのある光景。しかし、藤原はどんどん声が澄んでいくな。少しづつ何かが、たしかに解き放たれつつある。悪くない方向へ向かってるんだろう。

最初聴いた時は、「うーん、みんなのうたにしては難解すぎないか? どっちかっていったら『かさぶたぶたぶ』の方がストーリーがわかりやすくて曲調もハマる気が」と思ったが、実際にはアニメーションの雰囲気もよくてなかなか鳥肌立つ出来栄えだった。

しかし、これってマジで藤原家年代記だよな。ノンフィクションじゃん! と。改めて「藤原家はキャラ濃いな!」と思った。

あとはやっぱり詞の構成が。「君から君へ」っていうテーマは「orbital period」からだけども、随分洗練させてきたな。個人的にはBOCの楽曲ってのはひとつの理論だとおもってる。1曲でひとつのほぼ非の打ち所の無い理論を打ち立てるわけだから、そうそうポンポン書けるはずがない。レコード会社もそんなせっつかなくてもな、とちょっと不安になるが。

しかしほんと、詞の次元はかなり図抜けてるよな。あくまでも地に足を着けながら、その手は、その目は、神々の領域に達している。ん、ちょっと褒めすぎか。いやでも『ユグドラシル』とかほんとにそうだと思うぜ。何もデカいこと言ってるわけじゃない、当たり前の現象について唄っているにも関わらず、世界観をひっくりがえしてしまう。いやあもう、つまらない大した人間じゃないのに世界とか平和とか言うの、バカじゃないか。この間、世界の終わりとか見ててマジでそう思った。

まあでも、みんなのうたも不親切だよな。BUMP OF CHICKENなんて子どもが読めるか? ふりがな振れYO!! あと、歌詞もテロップつけるなら総ふりがなに! みんなのうた見てるようなベビー(水木しげる風)は「模様」とかふつうに考えて読めないと思う。子どもに配慮のない、みんなのうた。でもこんなの聴いて育つキッズがいるなんて、ゾクゾクするね! そして、大人になったらもう一度聴いて欲しい。正直、ゴッサンが原発問題について口角泡飛ばすよりも、こっちの方によっぽど可能性を感じてしまう。いやゴッサン、好きだけどね。



  1. 2010/04/02(金) 22:23:13|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<手控01 | ホーム | Snatches02>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kirschrot.blog40.fc2.com/tb.php/62-f37ec05a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)