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メレンゲ 『クレーター』 インストアイベント at Tower Records 渋谷店 その2

 しかし2曲目で抽選会をおっぱじめるというのは、なかなか嫌な予感がするな。。。そんなことを考えながらステージを観ていると、クボが真面目な顔になって話し出す。


クボ:レーベルを移籍して、今回、再出発という意味を込めてシングルを出さしてもらって。。その、「クレーター」という曲をやりたいと思います、ありがとうございました。


 ドラムと同期音から曲が立ち上っていく。正直、聴き過ぎて若干何も感じなくなりつつあったが、まるで初めて聴いた曲のような衝撃があった。ギターが本当にカッコいい。達身のギタープレイはなんとなく大振りなイメージがあるが、「クレーター」はかなりいいよな。達身さんマジでメレンゲに加入してください。そして握手させてください。

 クボは真剣な顔で歌っているが、サビで笑顔になる。意識して笑っているのは観ていてすぐに分かったが、残念な感じではない、いい顔だった。やろうと思えば3曲でもここまで持って行けたのか。星めぐりの夜なんか、3曲目なんて全然ガチガチだったのにな。成長してるのか。もっと観たいよな。

 「クレーター」が終わると案の定、彼らは楽器を置いてしまう。短すぎるぜ。。。今ここでワンマンだとか言い出すつもりは毛頭ないが、せめて後2曲くらいやってくれてもいいよな。あ、なるほど、ということはこれから残りの10人だけがいつものインストアライブの尺で観れるという訳か。イベント自体は正直いつもの新宿のインストアがいいな。色々喜ばせようとしてくれているのは分かるし嬉しいんだが。ちょっと仕組みが微妙だよな。抽選というと選ばれる人と選ばれない人がいる訳である。何か当たればちょっと嬉しいが、残りの大多数の人はなんとなく損したような気分になったりするかもしれない。まあ小生はライブが、特に最後の「クレーター」が非常によかったのでなんか割と満足だったけどな。

 前説をしたスタッフがまた出て来て、「この後メンバーがお見送りとして皆さんと握手をさせていただきます。只今準備をしておりますので、少々このままお待ちください」と怖ろしいことを言うが、まだダメージはない。そういや後になって気付いたが、この妙に場慣れした感じのスタッフはタワレコの人間じゃなく、キューンの人間だったかもしれないな。何故かいつもインストアの時はレコード会社の人間がわらわらいるのだ。ディレクター女史もいたような気がするな。彼女のツイッターのアカウントは公私の境目が曖昧で結構もやもやするのだが、まあ見ていけばどういう人なのか分かって行くだろう。

 そういや「沼っこ」と言って喜んでいるのは彼女だっけか。「沼ガール」では野郎が取りこぼされてしまうので「沼っこ」なのか。どっちにしろ気に食わねえな。小生は古墳がいい。ガールでもねえし森も目指さねえ。やっぱ古墳だな。うん。やぐらも悪くないが、あそこらへんは不気味だからな。。。話が逸れた。まあメンバーがライブなんかで「やあ、沼っこたち!」とか言い出すことは多分な――わかんねえな。若干一名わかんねえな。そんな風になったらもう切腹するしかないけどな。スタッフに呼ばれたらまあ半笑いで舌打ちするよな。

 ぼんやりしていると「準備が出来ましたので順番に――」というさっきのスタッフの誘導がある。これって準備が終わる前に強行突破すれば、握手せずに済んだんだろうか。いや、なんか失礼だな。

 ぞろぞろと出口へ向かう人ごみが、人が減るにつれて一本の列になっていく。蟻みたいだな。のろのろと進んでいってドアを抜け、階段の手前スペースに長机が置いてあり、マネージャー・タケシタ・ヤマザキ・クボの順に並んでいる。マネージャーの顔は今日もツヤツヤである。

 「ナカザ、」タケシタの声が聴こえた。どこか認めたくないものをとりあえず訊き返すような響きがある。握手しながら話しているらしい。前に居るお客さんが笑いながら頷いている。沈黙がややあった後、「まあ、、友達だからね」と返していた。ちょっと言い訳じみている。確かにナカザ化はしているかもしれない。個人的にはチャンダイ化だと思ったが。チャンダイが蝶ネクタイ野郎へと華麗に羽化したように、タケシタもウエスタン野郎へと脱皮しつつあるのではないか。まあでもチャンダイ、プレイはカッコいいもんな。パントマイムはカッコいいのとは違うもんな。やっぱナカザだな。まあチャンダイ化にしろナカザ化にしろ、いばらの道である。はっきり言って引き返してほしいが、無理ならばせめて心を強く持って突き進んでほしい。。。

 何故かあまり緊張しなかった。ライブで満足したからか。インストアは3回目だからか。どうでもいいけどな。3人はいつもほど巨大には感じなかった。まあ2メートルとかある訳じゃないしな。あったら面白いけどな。前が空いたので進み出る。待ち構えていたタケシタが「ありがとうございます」と愛想よく大きな手を出す。こちらも手を出す。「お疲れさまでした」と言うと、眼力込みで「またライブに。来てください」と言って来る。「もちろん」と言ったが、声質的な意味で聴こえていたかどうかは怪しい。小生の手は別に小さくはないが、タケシタのゴールキーパー並みの巨大な両手で握手されるとすっぽりと収まってしまう。そして大変柔らかい。ふわふわである。。。その衝撃のままヤマザキと握手する。ヤマザキはちょっと怖いが別に普通に握手程度の優しさをこちらに向けてくれている。彼の手はまあ普通サイズだろうか。そしてまあまあ柔らかいな。やはり大したやり取りはなかった。

 最後にその隣のラスボスと互いに会釈し合う。クボの体勢はまるで見えない空中の何かに寄りかかっているような、あのちょっとくたびれたいつもの体勢である。ほぼ同時に手を伸ばす。小生の手を両手が包んだ。ちょっと大きく、割に柔らかい手である。手ごたえはタケシタの肉厚の手のひらが一番あるな。

「またライブに来てください」

 手を握りながらクボが言う。誰にでも言うことだが、彼がそう言ってくるたびになんだか切なくなるな。行くに決まってるじゃないか。来てもらわなくちゃならないし、言わなきゃ信じられないんだろう。だがそのままでいい。「行きます」と言ったがおそらく伝わってはないな。伝わらなくて構わん。

 既に誰かのプレゼントが手元の机上に置かれていたので、手渡ししていいのかYO!! と思った。注意事項にはメンバーへの手渡しは厳禁でスタッフに預けろとあったよな。まあいつも通りでいいらしい。想像よりかは愛想がよかったのでちょっと後ろめたい気持ちになる。いつも悪口みたいなことばっか書いてるからな。もう一度会釈して、急いで階段を上った。そういや、いつシェルピンクのストラトを使ったのか分からなかったな。あの後「ライカ」か新曲で使ったんだろうか。
  1. 2013/09/02(月) 23:54:51|
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  1. 2013/09/06(金) 18:18:53 |
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  3. #
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Re: 後編あざした!!!

コメントありがとうございます。やっと涼しくなりましたか。。西日本怖ろしいな。。。震 

もうバカなんでバイトや集中講義を入れ過ぎて勉強が進まないんすよ! 明日からゼミ合宿なのにやれやれだぜ。。。脂汗 そういう時に限って趣味の方がはかどるんすよね。。(生ぬるい笑み) プリントして読んでもらっているとは! いやマジで嬉しいす! ありがとうございます! フォントはゴシックとかなんだろうか。。なんか明朝で書いているとテンションが下がるので、ワードでは教科書体かゴシックしか使わないのです。教科書体は出力するとショボいのが難点だな。。コピー本もまだどっかにあります。送るのは簡単だが、個人情報とかは難しいっすね。。本の奥付に作者の住所が載ってた時代が懐かしいよな。。遠い目 

 しかしちょいちょい手直ししてて申し訳ないっす。苦 そういや前篇のシェルピンクのストラトを観て「うつし絵」云々いってる箇所にさっき気付いて蒼くなりました。「うつし絵」はサンバーストの志村から譲ってもらったテレキャスか黒いストラトのはずで、ピンクのストラトは今まで「アルカディア」くらいでしか観たことはない。。多分書いてる時に「うつし絵」でも聴いてたんだな。それか脳みそが溶けてたんだな。両方かもしれないな。しくじったッ! 生で「うつし絵」聴きたいす。

「クレーター」、生で聴く機会には恵まれたけども、関西インストアのアコースティックバージョンが大分羨ましいす。。。もう一回のライブで2回「クレーター」をやってほしいよな! 普通のとアコースティックのな。。しかしライブの予定が全然ないっすね。まあレコーディングで忙しいんだろうが、かなり数こなしていた時期に聴き始めたから本数が少ないとかなり物足りないな。。

「クレーター」2枚目とホルモン買われましたか! 小生もホルモン買おう。。「クレーター」、本当は一人で何枚も買うよか誰かに買わせる方がいいんだろうけども、インストも聴きたいしね。保存用もほしいしな。オリコンの順位も切ないしな。買うしかないっすね。。震 

そういや、ホルモンのジャケット(表)を描いた大友息子の万年筆の宣伝動画はよかったっすね。パイロットのジャスタス95、かっこいいな。。国産メーカではパイロットが一番興味あるな。。ほら、inkblotだけに万年筆のことも最初は書くつもりだったんすよ!(手遅れ) そのうち書きたいぜ。。

野音DVD、物足りないですな。本編MCノーカットDVDは果たして実現するのか。。渋公の映像も何かまともなのが残ってたりしないだろうか。。あと最近はM-ONあたりの30分特番作るのには一体いくらかかるんだろうということを考えますな。チケット取りづらくならない程度には売れてほしいよな。。チケットが取りづらくならない程度になら売れてくれても全然いいんだけどな。

BOCの救済措置、ゼミ合宿とモロ被りしている名古屋に申し込まなかったという理性の勝利に浸っていたらレジュメが若干ヤバい感じに。。まあ何とかなるだろう。特に合宿で話したいやつもいないから合間を縫って書きますね。屑 QVCもぼちぼち書くっす! 

  1. 2013/09/09(月) 00:49:12 |
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  3. 北田斎 #-
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