inkblot

無題の歌

細く捩ぢれた白い木が
ミルクティー色した昼の中
ざぶりどぶりと沈みます


もう上がつては来ないでせう
けど底にも着かぬでせう
其の内夜が来るでせう
深い藍して来るでせう


然したら僕も 美味(むま)そうに
バットを一本吸つてやり、
白い煙を浮かべませう



赤く膨れたエヤメール
赤く焼けた彼は誰れに
ぶわりぶわりと紛れます


もう直ぐ夜がやつて来て
弔ひの鐘も鳴るでせう


赤児起さぬ用心し
然もしめやかに鳴るでせう


然したら僕も 美味さうに
バットを一本吸つて遣り、
白い煙を浮かべませう


黒い怪物其れ目掛け、
白い煙を吐きませう



而して闇夜の其の中へ
下駄を鳴らして消えませう




  1. 2010/03/23(火) 00:36:28|
  2. 韻文
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