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2011.10.28 メレンゲ AUTUMN TOUR 「召喚」 Final at 赤坂BLITZ その4

 MCではまたクボンゲが「1階! 2階!」とやる。だが、2階は明らかに声が小さい。

「え、2階もう一回! ・・・2階元気ないな。鬱病みたいやな。・・・鬱なんか?笑」

だいぶ問題発言である。ニヤニヤしながら言っている時点でかなりヤバい。

 まだまだこれから盛り上げていくというようなことをタケシタが言う。なんかクボンゲは「もう疲れました。。。おっさんなんで。笑」とか言っていたような気もするが。しかし宣言した通り、これ以降は結構盛り上げて来た。まずは「旅人」だ。クボンゲはずっと楽しそうに縁の赤い目を細めている。まあ最初からだが。いつもなんだか必死に歌っているイメージがあったのでこの日の様子は印象的だった。他の人はどうだか知らないが。しかしクボンゲの肺活量はすごいな。アンディモリを観てもそうは思わないんだよな。立体的でどこまでも伸びていく声だ。

 「旅人」の次は「午後の海」とペースを落とさない。イントロで達身とクボが向かい合ってギターを弾く。クボンゲはそのうちギターを弾かなくなり、マイクスタンドからマイクを外し、ちょっと上手側に行ってみたりした。コードを気にはしているのだが、ちゃんと引っ張らないで絶対に絡まるだろという動き方をするので、ローディーが出てきて何度か直した。最終的には下手側で腰に手を当てて少し歌った後、中央に戻ってギターを弾いた。これがハンドマイクの進化系か…… クボンゲは一体どこに行きたいのか。小生のような凡下には分からない。

 「バンドワゴン」を聴くのは二度目だったが、やはりよかったな…… イントロは皆川神とは大分違ったが。別に横山が下手だとかどうしようもないという訳では決してない。横山は求められた通りに弾く。でも皆川神はそれを、期待を上回る弾き方をするのだ。そりゃ勝てる訳がない。


君に会いたくて プレゼント持って 
星を眺めているよ

だとか

お礼が言いたくて お弁当持って
星を眺めているよ

とサビでは歌っているんだが、泣ける。早く何回も繰り返し聴けるようになってほしいよな。

 そして「アルカディア」に続いた。照明が明るくなり、クボンゲがもう終わりだというようなことを口にする。あともういくらもしないで終わりかと思うとなんだか少し我に返るような感じだな…… そりゃあ寂しい。しかしクボンゲが「最後に『ユキノミチ』やるから」というのを聴いて背筋が粟立った。生で聴くのは初めてだった。オレンジ色の照明がステージの上に落ちていた記憶があるんだが、なんでオレンジなんだ。違うだろ。ただ演奏自体はよかったな。飛び散った音が片っ端からひしゃげて歪む。曲が終わってメンバーは下手に去った。

 数分後、拍手が鳴り響くなか下手からタケシタが白いツアーTシャツを着て出て来る。ぱっと紫色のタオルを広げて見せる。例のタオルである。

「みんな買ってくれた? おーっ、いるね! でもなんか少なくね?」

 タケシタが一瞬ガンを飛ばす。が、すぐにまたにこやかになって前言を撤回した。そこへクボンゲが何食わぬ顔をして横切っていく。肩からトートバッグを提げている。それが灰色なのを確認した瞬間、小生は頭を抱えた。バカヤロー! お前が灰色を宣伝したら絶対にそっちが売れるじゃねえか! 売切れたらどうしてくれる! 

「いや。。。これはいいっすよ。オレも使おうかな。。。普通にかわいいし。。。みんなもお弁当入れて、使って。。。。笑」

 なんという茶番・・・ッ! そうこうしているうちに他のメンバーもツアーTシャツを着て出て来る。ヤマザキだけ何故か黒である。

クボ:来年アルバム出るんで! またみんな、ちゃんと買いつつ、広めて。。。(高圧的に)頑張って! ダメな時はオレが行くから! 電話してくれれば行く。お金取るけど。。。笑 ウソウソ!笑 

 フルアルバムだろうか…… いや、フルに違いない。だって10周年だしな。出来ることはしたいが、マジであんたたちが引っ張っていってくれ。

クボ:来年……10周年です! みんな分かってた? ホントに分かってた? 言っとくけど、10周年は一度しか来ないんやからな!(威圧的) ・・・・・・(タケシタを振り返って)オレ、今カッコいいこと言った風だったよね?

タケシタ:苦笑。カッコいいこと言った風だったね。笑 

 この日、タケシタが心なしかさり気なかったようなのは気のせいだろうか……

クボ:来年の6月2日。。。。はみんな絶対空けといて! (オーディエンスがざわざわしているのを観て、ニヤニヤしている) 来年の6月2日。。。。。日比谷野音でやります! 絶対来いよ!

 やはりか…… 小生が感づいたのは星下りの直後くらいだったが、渋公を決めたあたりから視野には入ってたんだろうな…… 嬉しいが悲しい。どこまで追いかけるんだろうな…… そこに誰も居やしないんだけど、彼には見えてるんだろうな。

クボ:ま、オレも。。。なんか、野音までは死ねんなって。

 オーディエンスの様子を観て嬉しそうにクボが目を細める。照れくさそうでもある。

「まだ歌っていいですか? まだまだ歌えるんで!」

 オーディエンスが湧く。クボが珍しく精悍な顔つきに見えた。

 タケシタが前に出て煽る。それを見て、クボも前に出て煽る。「ラララ」だ。この日ずっと思っていたことだが、ブリッツじゃなんか狭いな。この音の広がり方だったら、もう少し大きくないと収まりきらないだろう。「ラララ」が終わると、クボは穏やかな声で次は「火の鳥」だと告げた。この曲の前振りはいつも思い詰めたような声だから意外だった。この日の「火の鳥」は重苦しさはなかったな。軽くもなかったが。ただクボンゲは必死な顔だった。そうか、これで終わりか。不思議な感じだった。

 曲が終わってギターを置くと、何故かクボンゲが恥ずかしがってウロウロしている。こいつ、何がしたいんだ? 若干不審者を見るような目で見ていると、ヤマザキの手を取られて前に出て来た。ああ、万歳するのか。・・・何度も言うが、あの男は34である。いいのか。それでいいのか。色々大丈夫なのか。この日はつくづく思ったが、何も予備知識がなかったら普通に他のメンバーが何歳も年上に見える。まあ知ってても見えるが。全員で手をつなぎ、万歳して一礼する。今回はTシャツのサイズは大丈夫なようである。クボンゲ、よかったな! だが前例もあって警戒しているのか、すぐに裾を引っ張っていた。


 メンバーが去ると、すぐにSEが流れ出した。それと一緒に人々も出口へと流れる。友人と話しながら外へ出て、物販に並んだ。大分待ってたどり着いてみると、案の定トートバックの灰色は売切れていた。クボンゲめ…… 買い物を済ませて帰った。もう少しゆっくり話したいところだったが、友人とは一駅か二駅で別れた。なんだかライブが終わった後は拍子抜けするような感じだ。頭の中とまわりの間にひとつ隔たりがあるような不思議な感覚で友人とメールでやり取りしていたら電車を乗り過ごした。そんな帰り道である。そういや、クボンゲはよく歌詞を間違えて変な顔をしていたな。




SET LIST

1. メモリーマン
2. ルリア
3. ムーンライト

4. バスを待っている僕ら
5. うつし絵
6. ルゥリィ
7. タイムマシーンについて

8. 眩しい朝
9. Untitled
10. 夢の続き
11. フィナーレ
12. 東京
13. 願い事

14. 旅人
15. 午後の海
16. バンドワゴン
17. アルカディア

18. ユキノミチ

(アンコール)

1. ラララ
2. 火の鳥




akasakablitz





  1. 2011/11/07(月) 10:00:00|
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  1. 2011/11/07(月) 23:09:40 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re:

コメントありがとうございます。

気付いたら野音と3月の対バンを取っていた自分が怖いっす。苦笑 しかし今回のセットリストは最近の定番曲をかなり排した印象があってやるなと思いましたな。インディーズ時代の曲は全くやらずに来て、最後で「ユキノミチ」というのは本当に憎らしいっす!苦笑 本当に攻めるなあ。マジでプロモーションも攻めていってほしい。

対バンツアーは結構細かく回るので嬉しいっす。日程を眺めていると、次からはこれが普通になる気がする。全然不可能じゃないと思うんだよな。。。

おおお! 布教お疲れ様っす! 同志よ・・・!笑 メールももっと送っていかんと駄目だな。もっと頻度を上げて送っていこう。

ちなみに海老名の発車メロディはいきものがかりでした。そういや、ヤマザキはサポートやってたな! 乗り過ごして辿り着いた駅までメレンゲに帰結するんだから、今思えばそこまでも美しい日でしたな。

  1. 2011/11/10(木) 01:58:20 |
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  3. 北田斎 #-
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