inkblot

新鮮・お野菜王国の伝説のテーマ

 BOCの新譜を聴いた。「ゼロ」はなんというか、beyond descriptionという感じだった。これを聴いて受けたものをどう表現していいのかまったく分からなかった。いや、困るね。苦笑 しかしこれまで以上に藤原の「ゲーム音楽」というバックボーンが透けて見えるな。ゲーム音楽だけに。

 「smile」は正直弾き語りバージョンの方が好きかもしれない。やたらと大作化しすぎだよな。だって後半3分間はインストだからな。これはプロデューサーの意向が大きいんじゃないか。BOCのプロデューサーはMORこと森徹也という。デビューくらいから関わっているはずだが、個人的な印象としては少なくとも「ユグドラシル」くらいから目に見えてメンバーの背後にその存在が感じられたな。BOCは基本的に子ども並みに無頓着なやつらなので、まわりに「大人」の存在は絶対に必要だが、でもここ最近出張りすぎじゃないかという気がする。森がテーマを出して曲を書かせてみたりしたおかげで、藤原は今までの徹底的に推敲するソングライティングをやめてあまり推敲せずに短いスパンで曲が書けるようになった訳だが、それもよかったのかどうか分からん。「COSMONAUT」を作ってた時期よりはペースが落ちているみたいだが、それでも以前と比べたら遥かにハイペースである。藤原、そんな曲いっぱい作んなくてもいいんだぜ? ライブさえやってくれれば!

 初回版にはDVDがついているんだが、FFはまったくやったこともないし内容も知らないので少しもいいと思えなかった。映像はハリー・ポッターの最終巻あたりとカードキャプターさくらを一緒にしたような感じに見えた。ゲームからつぎはぎしたぎこちない動きのCGが曲となんだか決定的にしっくりこない。FFをプレイすれば違ってくるのだろうか。多分この先FFをやることもないと思うのでどうでもいいが、DVDはいらなかったな。その分安くしてくれよな。1500円というとどうしてもシロップの「Hell-See」を思い出すんだよな。あのクオリティの曲が15曲も入って1500円というのは自虐にもほどがある。


 で、アレである。アイチューンズに取り込んだ瞬間、タイトルが表示されたのを見てしまったので早くも心が折れたが、通してすべて聴き終わった後は「ゼロ」の衝撃が跡形もなく消え失せていた。後に灰一つ残さぬ無慈悲な破壊力である。。。アレに関しては常に全力投球である。

 歌詞は一見くだらないだけだが、ダジャレを駆使したり韻を巧妙に踏んだりと非常に技巧的に織りなされている。それに対し、サウンドは非常にプリミティブで、荒々しく歪んだストラト一本のみのシンプルなオケがあって、その上に乗るボーカルは幼稚園児のようなテンションの上がり方と無愛想さと凶暴性がある。

 ギター弾いてんのは明らかに藤原だし、歌詞のクオリティから言ってソングライティングもほぼ藤原じゃないか。前はメンバー全員で作ってるようなことを言っていたが、最近はそうでもないんだろうか? でも「柿」は升の曲だったな。しかし藤原のギターは癖があるからすぐに分かる。

 サウンドの武骨さというかプリミティブな感じは「オゴマメ」以来だな。だが、ボーカルは「job」の延長線上にあると思う。毎回やつらの化け物じみた伸びしろの多さに戦慄するが、戦慄するのがアレを聴いている時だというのが一番怖い。




 アンディモリの最後の部分は明日載せる。

ふと思い立って文体を少し変えてみたのだが、思ったよりも手間取った。

前の部分も少し書き加えているのでよかったらそっちもどうぞ。



  1. 2011/10/20(木) 10:36:24|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2011.10.7 andymori 秋の楽園ツアー at 新木場STUDIO COAST その3 | ホーム | アンディ@新木場は>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kirschrot.blog40.fc2.com/tb.php/371-72db71b3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)