inkblot

 今のフジファブリックは穴だらけだ。足りないものばかりだ。ボーカルもソングライターも駆け出しに近いし、ギターも一本足りない。でも空白を埋めないことで逆にどこか満たされているような気がする。

 山内の声は気を抜くと志村の声のように聴こえてしまう。「TEENAGER」から「CHRONICLE」にかけての志村の声、つまり一番最近の志村の声に質感がどことなく似ているし、似せようとしている。インタビューでは「自分らしさ」とか言っていたが、どこかで山内総一郎としての声だとかオリジナリティなんか二の次になっているような気がするのだ。根拠は無きに等しいが。。。。。

 それはやはり3人が残された空白に変わることなく志村の存在を見続けているからだろうな。志村はいないけども、そこに確かにいる。何よりも大きな存在感でもってそこにいるのだ。矛盾しているようでまったく矛盾していない。今もバンドを引っ張っているのが志村正彦であることは変わりないんだな。

 あの男の残していった痕跡は消しようがない。毎日あいつの声を聴いている人間の数は、少なくとも小生の当初の予想は超えている気がする。それどころか日に日に増えてすらいる。

 それを、不思議なことだとかすごいというようなことはまだ言いたくはない。言うんなら、10年後や20年後に言いたいよな。その時はあんたのドヤ顔まで見える気がするぜ、志村。





  1. 2011/09/24(土) 10:00:00|
  2. 音楽
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<メレンゲとテレビ | ホーム | 『STAR』>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kirschrot.blog40.fc2.com/tb.php/351-b1fe720f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)