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『佐久夜』


佐久夜佐久夜
(2001/08)
中沢 新一

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 読み終えた。いや、よかった。まあ、中沢新一が面白くない訳がないんだが。後半ちょっと「天守物語」みたくなるのがぐっと来ますな。。。これは借りるんじゃなく買えばよかった。

 個人的なポイントとしては、

・佐久夜という名前には逆立ちした「夜叉」が隠れている。つまり、美醜合わせ持った双面の女神であるということ(「咲く」と「裂く」の二つの意味も持つ)

・佐久夜はミシャグチと同様にサ行+カ行の音の組合せであり、境界を表す言葉であるということ

・富士吉田には歴史民俗博物館があるということ

面倒臭いのでこれくらいでいいか。とにかく『精霊の王』はちゃんと読む時間が取れなかったのでもう一回読まないとな。しかし、愛聴しているミュージシャンの出身地に歴史民俗博物館があるというのはテンションが上がる。これで佐倉と富士吉田は余計行きたくなった。

 この本は戯曲であり、能っぽいんだがかなりケレンが多いので歌舞伎の助けも借りないと上演は不可能だな。実際、歌舞伎役者を中心に上演されたことがあるらしいが、個人的には狂言師にやってもらいたいなと読んでいて思った。舞が多いし、素面の役が多いからである。そもそも特にいい能楽師は思いつかないんだよな。。。でも狂言師と言っても、茂山家みたいにやたらひょうきんな所はちょっと嫌だ。

 いや、これは観たい。



  1. 2011/09/14(水) 10:00:29|
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