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2011.8.2 OTODAMA SEA STUDIO 雷鳴2011 その1


 例のごとく近所だからと余裕をかましていたら、開場時間を少し過ぎてしまった。ちなみに迷わずにライブハウスにたどり着いたのは今回が初めてである。何しろ毎日歩いているあたりであるし、駅から銀座通りを真っ直ぐ行くだけなのでだいぶ楽だ。まあ少し歩くが。ちなみに逗子の商店街はかなり面白い。食べ物屋も多いんだよな。美味い蕎麦屋が京急の近くにある。

 駅から海へ出ると、早速水着で浮かれている連中から白けた視線を向けられる。うるせー。別にこれから図書館行きますみたいな格好だってよかろう。いちいち海ごときに気合い入れて行くバカがあるか。逗子くんだりで海水浴なんかしたくもないわ。水が濁って何も見えんじゃないか。行くなら観音崎だろうが。あそこはウミウシがたくさんいるので楽しい。まあクラゲもいるが。。。

 などと暗い気分になりながら浮かれている人々の間をすり抜けて砂浜を左手に進む。いくらも行かないうちに黒い珍妙な箱が見えた。こいつが音霊である。もう整理番号は呼ばれていたので中に入った。横長の箱で、当然ながら床は砂浜である。まだ客の入りはそれほどでなかったので、正面あたりにそそくさと紛れ込む。外にいる時も聴こえていたが、藤田琢己がDJをしていた。そういや、この男の名前もあったか。いやしかし暑い。扇子は持参していたが、取りだすのが面倒なので入り口で渡された団扇を使った。そのままぼんやりとDJを聴く。テナーの「TODAY」がかかったが、海だったらむしろ「Melodic Storm」じゃないか? その後、続けてラッドウィンプスがかかり、9mmもかかっていた。しかし、ピッチを上げているのがなんとなく気になるな。。。。

 そうこうしているうちに、トップバッターのCzecho No Republicが出てくる。ボーカルの上方がミイラズ畠山みたいである。まあ、全然おとなしそうだが。なんだかリアルが充実している大学生みたいな見た目だったので暗い気分になった。近くで「武井ー! 俺だー! 俺は来たぞー!」と叫んでいる酔っ払いにさらに暗い気分になる。ボーカルが終始怯えた目でキョロキョロしていたのを見て、若干同情した。慣れてないんだろうな。。。曲自体はメレンゲを除いたこの日のメンツではかなり好きな方だと思う。というか、ギターのやつ何人だ? 後で知ったのだが、このバンド、Veni Vidi Viciousのリズム隊が作ったバンドなんだな。あのバンドはあんまり真面目に聴いたことがないが、特にハイヴズっぽくもなかった気がするんだが、謎である。「ティラノサウルス・ハイヴズ」しか持ってないが。ベースボーカルというのが少し目新しかった。

 数曲を終えて、汗だくになったチェコのメンバーは一旦汗を拭きに引っ込み、しばらくして機材を片づけにノロノロとやってくる。次第にそれに混じってアロハの集団がセッティングを始めた。なるほど、次はカラーボトルか。この時点で大体バンドの出演順は想像つくな。ボーっと観ていると、上手側の関係者席にプラプラとヤマザキが出てきた。痩せていて、見るからに体を使う仕事をしているという感じの体つきだった。ミュージシャンもそういう意味ではスポーツ選手みたいなものだな。そちらをチラチラ見ていると、そのうちキマグレンのより暑苦しい方まで出てきた。ただでさえ暑いのに鬱陶しいやつである。。。暇なのか、能天気そうに手すりを叩いていた。

 カラーボトルはとにかく熱かった。前のチェコは普通に電気をガンガン使っていたが、アコースティックセットである。ボーカルがとにかくよく動く。全身で歌う。顔をひんまげて歌う。ちなみに小男である。隣にそっとクボンゲを並べてみたいなどと妄想した。『NARUTO』のオープニングでもやっていそうだ。青春・・・パンクではないか。。。手拍子なんかを強要されるのには辟易した。

 二曲目が終わったところで何の気なしに関係者席を見ると、妙に見覚えのある姿形の男が座っている。あれ、クボじゃないか? 暗がりであるし、距離もあるのでよく見えない。仕草がなよなよして女々しいので、一瞬女かと思ったがやはり男である。伸びたランニングを着て、小首をかしげて観ている。今日のメンツをつらつらと思い浮かべてみたが、他にこういう男はいなかった。まあクボってことでいいだろう。

 「走る人」「情熱のうた」「10年20年」といった曲をやっていた。何故曲名を知っているかと言えば、ボーカルが言っていたからである。若い女の子たちが「竹森ー!」とボーカルの名前を呼ぶ。歌う。最後にボーカルはジャンプを求めたが、小生はその場で踏ん張った。。。頑張って手ぐらいは叩くふりをしたが、これ以上は限界だ。。。。小生はライブで弾けてもカタルシスを得られない。んなもん恥ずかしいだけである。もっと違う方法を探すから、別に構わないだろう。スポーツじゃないんだから。

 カラーボトルが終わって関係者席に目をやると、クボとヤマザキが連れ立って席を立つところだった。ん? 次は踊ってばかりの国だが、観ないのか。。。見れば、下津たちは椅子を運び込んだり楽器を持って行ったり来たりしている。下津の持っているアコギはギルドだ。LOS CAMPESINOS!が流れている。アガるな・・・! ちなみに踊ってばかりの国のメンバーはポロポロ楽器を弾いている。「悪魔の子供」のリフだ。やるのか。あれは好きだ。

 一旦引っ込んで、しばらくして出て来る。ふと見やると、関係者席は混んでいた。どいつも気になってるんだろうな。やはり一曲目は「悪魔の子供」だった。ドラムの佐藤が「今日は無事晴れて」というようなことを言うと、すかさず下津が「バリ曇りやん」と切り捨てた。ギターの林は終始ゲラゲラと笑っている。大丈夫か? どうやら酔っ払っているようである。下津も「俺、今音霊のロゴがバリ鶴に見えてん」と言う。素行の悪いバンドである。下津なんか22,3で子どもがいるんだから推して知るべしだが。苦笑 血走って異様にギラついた目を見開いて下津は歌う。こちらも負けじと見返した・・・! それから下津は正面をあまり見なくなったような気がするんだが、気のせいだよな。他に「バケツの中でも」もやっていた。他の曲はあまりよく分からなかった。

 その次はUNCHAINだった。こいつらは確か京都出身だったと思うが今日のメンツ、異様に関西率高いな! 今のところ標準語だったのはチェコだけだ。それにしてもUNCHAINのボーカルも小さい。やはり転換中にロスキャンが流れているのだが、誰が好きなんだ? いいよな、ロスキャン。アレキサンドラが抜けたのがむちゃくちゃショックだった・・・! と物思いにふけっていると、UNCHAINが始まった。

 去年このくらいに音霊に来た時は嵐だったそうで、晴れたことをしきりに喜んでいた。「せっかくだから海で遊びたいなと思ってたら、警備の人に『危険だから』と止められた」と話していた。曲名はいまいち分からなかったが、声がよく伸びていて気持ちがいい歌い方だな。マルーン5のカバーもやった。

 その次はlego big morl。まずボーカルのカナタとタナカの二人で2曲ばかりやった。というか、カナタとタナカって回文で見てると気持ちが悪いな。。。なんだか妙にバタ臭い二人である。そしてこいつらもまた関西弁であった。非関西圏出身なのはチェコだけだった。どいつもこいつも口を開くと「ほんまに」と言うのだ! 面白い! しかしレゴはのっけから異様にテンションが高かった。タナカは曲の最中に立ちあがってアコギをかきむしる。椅子いらねえんじゃねえか?苦笑 その後リズム隊が登場する。関西人らしいノリのいいMCを挟みつつ、演奏していく。歌詞は少年とか少女がやたらと出てくるようだった。この時点で4時間くらい立ちっぱなしだったので、疲れてよく覚えていないが、カナタが「俺口笛吹けないから、みんな吹いて!」と言い出したのには笑った。最後にカナタを残してメンバー全員がはけ、「僕らが音楽の世界に飛び込むきっかけになった曲」と言って「Ray」を一人で弾き語って去った。



 続く。。。






  1. 2011/08/06(土) 00:19:29|
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