書くと言って、地震なんかでバタバタしていて大分経ってしまった。あんまり聴き込めているとは言えないが、何曲か聴いて思ったことを忘れないうちに書いておこうと思う。
確かに気色悪い声である。女声みたいだが、枯れている。アシッド・ボイスというのを見かけたが、酸性雨で立ち枯れた木、そのウロを吹き抜ける風のようなイメージだ。心地の良い声では絶対ない。だから刺さるんだろうと思う。
「P.S.S.O.S.」は最初聴いた時はラーメンズの音遊を思いだしたが、不思議と今はそう思わない。「RED」は彼の特徴的な声が楽器として活かされているメロディだなと思った。もし長澤知之が外国人だったらもっと受け入れられたかもしれないと考えた。「EXISTAR」なんかイントロのギターやサビ前の感じが「Hash」を髣髴とさせる。ちなみに小生が知っているのはディープパープルではなくクーラ・シェイカーがカバーした方。PVにピンクフロイドっぽい演出があって面白かった。
「零」もあの鬼気迫るサビはあの声じゃなかったらカッコよくない。「僕らの輝き」のメロに対する字足らずな詞の乗せ方にアンディモリを感じたので、ああ小山田は長澤をパクったのかと・・・・・・いや、何も言ってない。まあぶっちゃけパクリでもよければありだと思っている。
何かを切り裂くような声と不安を掻き立てるようなメロディの積み方、焼け爛れるような歌詞で彼はずっと闘っていくんだろう。彼はそれなりに優しいやつだろうと思うが、何というか優しい歌だけを歌うことはこの後許されないんじゃないかと思う。歌い続けるのなら、目の前の道は生き地獄だ。
全く曲以外のことは知らないが、長澤は正直者の気がする。小山田壮平はウソつきだ。多分な。。。しかしこの友情は両者にとって救いに近いものかもしれない。なんとなくだが。
なんか頂けないことがあったら言ってください。笑
- 2011/04/14(木) 10:39:31|
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