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足立

 イッターをつけると、タイムラインに時々ある一人の人物のツイートが1ブロックほど流れていることがある。その140字に満たない他愛もない内容のやり取り、それをぼんやり見ているとふと無性に思うのだ……戻って来いと。

 小生はフジファブリックの元ドラマー、足立房文をフォローしている。メジャーデビュー直前に加入し、そして2006年3月27日に脱退した。理由は音楽性の違い。脱退後はMarverousを結成し、ヴォーカル・ギターに転身。メロコア・メロパンみたいな曲を作っている。メンバーがごっそり抜けたりしているので、最近元ART-SCHOOLの桜井をサポートに迎えたりしているようだが、レコーディングをしている訳でもないしライブもさっぱりやっていない。去年、1,2回また誰かのライブでドラムを叩いていたようだが。何をして生計を立てているのか、分からない。苦笑 だったら戻って来てもいいんじゃないか……

 確かに、フジの(というか志村の)志向する妙に土俗的で変な音楽性と、足立の好きな音楽というはまったく違うものであったと思う。マーベラスの曲を聴いてもブログを見ても、どう考えても足立の音楽の趣味はあんなに気持ち悪くないからな。Nothing's carved In Stone(ELLEGARDENのギター・生形率いるバンド)のライブを見に行ってよかったと言っていたのを見て、「それは無理だわ」と何だか分かった気がした。他にも片寄が「彼はJPOPもよく聴く」というようなことを言っていたが、いい意味でも悪い意味でも多分普通なんだと思う。音楽性がかけ離れているというのは想像以上につらいものだろう。よく「音楽をまったく聴かない」ミュージシャンの話をきくが、そういうこだわりのなさがあるから色んなところで仕事ができるのだ。

 本人達も言っているように、人間関係はむしろ良好なくらいだったと思う。まあ今更言うようなことでもないが。しかし、ドラムが抜けたことの精神的打撃というのは志村に関してはかなりあったんじゃないか。事実、足立が抜けた2006年は空白の一年となった。その後サポートを務めた城戸紘志にしても畑利樹にしても、結局のところフジファブリックは掛け持ちに過ぎなかったし、サポートというのは畢竟あくまでも他人だ。特に城戸なんかは縛られるのを嫌うタイプだから、絶対に正式なメンバーにはならない。畑はもちろん、東京事変がある。ドラムという支えになるポジションの不在というのは色んな意味がかなり大きい。志村はフジファブリックのドラマーをずっと求めていただろうな……

 足立にも本当は戻って来てほしかったんじゃないのか。意地張って笑ってサヨナラした手前、口が裂けても言えなかっただろうが。自分からは言わなかったろうが、足立が戻って来たいと言えば、普通にOKしたような気がする。片寄なんかは大分気に入らないみたいだが、足立はいいドラマーだと思う。あれでなかなか熱いし、几帳面そうなドラミングが結構好きだ。いやしかし本当に、片寄は言い過ぎだろ。「『赤黄色の金木犀』ではもうしょうがないからミックスで超絶技巧みたく仕上げた(意訳)」みたいなこと書くなよ。「シェリー」のドラム、クソいいよ。

 足立、本当に何してるんだろうな。ツイッターでしょうもないファンのツイートに几帳面にリプライ返しているのを見る度に、もっと生産的なことをしろよと思ってしまう。ぶっちゃけ足立の作る曲はそこそこいい。まあ似たような音楽があふれてるが。ボーカルがどっかの志村とは違ってさわやかで気持ちがいい。足立の声の良さには志村も嫉妬したろうと思う。まあもっとも曲出さないんじゃあ、意味ないよな。いや、もう曲とか作んなくていいからフジファブリックに戻れ。ちょうどこれから動き出そうって時に畑が捕まってるからタイミングはいいぞ。マジで、「最近ツイッターばっかりでブログ書いてないから、ブログは止めようかな(絵文字)」とか言ってるくらいならマジで帰れ。フジに。志村はちょっといないけど。だからこそ戻って来いよ……

 冬より、むしろ春に近くなった頃の方がこういうことばかり考えてしまう。







  1. 2011/02/20(日) 14:27:31|
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