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チーコ

 日から「チーコ」のことを考えると大変な感じになるので、考えそうになった時は変な顔で我慢している。。。こういう、子どもの時は漠然といつも感じていた胸の高鳴り、理由のない期待感が失われていないメレンゲの世界観が好きだ。小生もまだ当分忘れられなそうだからな。。

 というわけで今日は「チーコ」について色々妄想してみようかと。「チーコ」未聴の人はiTunesに急がれよ。アーティスト名が「MERENGUE(メレング)」となっているのが気になるiTunesに。この怒りを何にぶつければいいだろうか。。

 以下は歌詞の引用なんかをするので一応隠しておく。






 まず「チーコ」の歌詞なんだが、なぜか改行が非常に少ない。歌詞も一応は詩の形式に則るように、Aメロ・Bメロ・サビみたいに連で改行があるのが普通だが、ぶっちゃけ一ヶ所しか改行がない。これは多分、クボがめんどくさかっただけなんだろうと思う。・・・自分で言っておいてなんだが、何だろうこの説得力は。油断すると句読点も打たないからね、彼は。そういや、独歩も句読点の打ち方にとても特徴のある作家なんだよな。最近、発表をやったところである。もう句読点とかやりたくなくなった。

 本当は「夕暮れの列車で」で始まる最終連のみしか改行はないのだが、ストーリーの場面の移り変わりで改行してみた。


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「チーコ」 メレンゲ


チーコとのことは誰にも内緒
NASAに聞かれても何もしゃべらないよ
オレをつけてる奴らをまいて
夜の真中で待ってて

ふざけながら フラフラフラ 通りは雨
いいな後ろ歩き よそ見しててみつけたチーコ
ナゼかな 気になった

チーコは弱虫 だから嘘つき
穴だらけのチーコは何にでもなる
ここはアトムが夢に見た星
昼と夜のオセロの世界

チーコは唄う サヨナラばっか 何故か切なくなった

遠回りで ナミダのルート ありがとうチーコ
オレはここに残る
ひとりで大丈夫?

夕暮れの列車でおわかれ ねぼけたチーコ バイバイ ありがとう
ひとりで大丈夫?
そこまで送ってこうか?
みられんの嫌いだっけ?
知ってんのオレだけだっけ?


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 泣ける。このころはNATSUMEN、BOaTのASEが関わっているので結構男気あるアレンジである。個人的にはなんとなく藍坊主の「テールランプ」みたいな雰囲気のアレンジだなあと思ったが、共感を得られる気はあまりしない。。
 
 ぶっちゃけASEのことはよく知らない。NATSUMENはマシータがいたのでなんとなく知っているが。とりあえず知っていることといえば、クボと仲がいいことと漢字表記が阿瀬だということくらいである。
 
 そういや、NATSUMENは2005年に志村が今年よく聴いたアルバムとして挙げていたな。。志村は今年の新譜のみが対象だと思っていたらしく、最近聴くのは古いものばかりであまり挙げられないと言っていたが、他のアーティストはがっつりXTCなんかを挙げていたのであった。
 
 
 で、歌詞である。宇宙から来たチーコと少年の物語なんだが一冊の本をそのまま歌に落とし込んだような歌詞で、すべてを語らないところが逆にとても深い。
 
 チーコって何だろうと思うんだが、穴だらけというところからチーズを少し連想する。。かわいいよな。チーコは弱虫だから何にでもなれるんだろう。何かになって自分の身を守ろうとする。。でもそんなことをしなくてももう怖くなんかないって言ってあげたいよな。彼は言えたんだろうか。。
 
 チーコが見せてくれる世界はとても不思議で楽しいはずなのに、チーコの歌は悲しい未来を予言している。彼女の歌に彩られて、二人はゆっくりと「たぶん絶対悲しい午後」に至るナミダのルートをたどっていく。。なんだろうな、こういう世界っていつもすぐそこに終わりが見えているのだ。クボはずっとこの世界を見ているけど、その終わりを知っている。知っているからこそ、大切にできるんだろうな。。
 
 「オレはここに残る」ってただの虚勢だよな。。でも精一杯の。所詮子どもの世界なんて、そこにすべてがあるからそこを捨てたりなんかできないのだ。すべてを捨てるにはあまりに無力だ。
 
 「ひとりで大丈夫?」というところがまた。。チーコは弱虫だから、最後の最後までだって心配だ。もうありがとうしかないけど、そのありがとうが胸を締め付ける。。。。
 
 
 再会の日なんて夢かもしれないが、多分絶対二人はお互いのことを忘れたりしないよな。。でもそれだけで何かに打ち勝ってるんだ、多分。


 最近、涙腺が緩くてしょうがない。歳か。。。

 
 
 
 
 
 
  1. 2010/11/22(月) 15:50:33|
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