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フジファブリック peresents フジフジ富士Q 13

 PUFFYの後に現れたのは片寄明人。演奏した曲は彼がプロデュースを手がけた1stのものだ。1曲目は「花」では、実際にレコーディングで使用したハープとアコースティック・ギターを持参。ちなみに、レコーディングでハープを吹いたの片寄氏だという。

 浅学にして、Great3やロッテンハッツ(からGreat3と分かれたヒックスヴィルのほうは小沢健二のコーラスなどでお馴染みである)は知らないので、片寄氏に対する関心は主にフジファブリックのプロデューサーとして、そして志村の良き先達としてということになる訳で、そういうこともあって片寄氏の演奏については詳しくは述べない。

 けれども、2曲目の「サボテンレコード」であったか、片寄氏のシャウト含め、彼がステージに立っていた時間は、多少なりとも感情の読み取りづらい(ように見える)彼の志村への思いの発露であり、それが感じられた一時だった。

 知っている人も多いと思うが、彼は自身のブログでフジファブリックに、志村にまつわる長い手記を連載している最中だった。

 もともと持っている文才というものも大いにあるが、そこには彼の志村という才能がありながらもどこか放っておけないような危うさを持った、自分より一回りも年若い不思議な魅力を持った青年に対する、暖かい眼差しと親愛の情にあふれていると思う。

 いくら片寄氏といえども、今の音楽業界で安定して仕事を取ってくるというのは難しいようだから、フジQとそれにあわせた手記の公開というのは、知名度アップや人脈作り(彼は今ツイッターで特にそういったことに熱心になっているように見える)の手段にもなり得たかもしれない。

 この穿ったいやらしい妄想がもし仮に真実(の一片)であったとしても、私は特に何の感慨も見解も持ちたくないが、しかしそれであっても片寄明人がフジファブリックに、志村正彦に魅かれたことは事実であると確信している。

 彼が手記を綴り始めた動機(MCでも語っていたが)というのもまた、ひねくれ者には少々胡散臭く感じられるのだが、それでも彼が垣間見せてくれた思いを、評価したい。



 まあ、志村に喧嘩吹っかける気もしませんしね。。。








SET LIST

片寄明人   「花」
       「サボテンレコード」





  1. 2010/09/23(木) 18:26:20|
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