inkblot

20130124

 空を見ていて、星の感じが変わったのに気付いた。これは春の星だ。「渡り鳥の3つのバラッド」では冬の王者が全てを呑み込んでしまうと言っているが、小生は春の訪れにも猛々しさを感じる。お願いだ、まだ冬は引き剥がさないでいてくれ。さよならはいつも春の前に来る。

 24日はいつかの寒い日の置いて行った形見で、25日は四年間の成果をさらけ出す日だ。毎週顔を合わせていたのに、もう会えるかも分からないんだな。くそ、なんてこった。今さらすげー寂しいってことに気付くなんてな。アホだ。

 サヨナラはひとつひとつ積み重なり、そのうち自重で潰れ、凝集し、12月24日に収斂するだろう。それは厳然と冷たく輝く氷の墓標である。

 この言葉は花だ。彼に贈られる手向けの花だ。花の名も知らない小生にはこれくらいしか贈ることのできるものがない。この言葉も同じように冷たく凍りついてそこに残るだろう。その棘は小生を必ずあの聖夜に引き戻す。いつだって帰る場所はそこしかない。


  1. 2013/01/24(木) 23:12:25|
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北山猛邦 『猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条』 講談社 2013年


 読み終わった。続編がこんなに早く出るとは。。猫柳先生はそもそもシリーズものになると思ってなかったしな。でも同い年だったはずの猫柳ゼミの二人が年下になってるんだが。。。気付いた瞬間冬眠したくなったぞ。いや、そもそも『石球城』も『オルゴーリェンヌ』も出てないしね。「もうソッコー出す!」くらいの感じだったのに何年経ってもまだ出ないしな。『探偵助手五箇条』の特設サイトでは「今年はすごい出す」みたいなことをのたまっているがあと12ヶ月くらいは信用しないでおこうと思う。『てんちゅわうわう』の続きも絶対に期待しないでおこうと思う。しかし文フリの時の北山先生はすごかった。開場してあっという間に売り切れ、その後見かけないと思ったがわざわざ印刷しに出かけて丁寧に製本しながら売られたらしい。先生、なるべく早めに『てんちゅわうわう』の続きも読みたいです。

で、『探偵五箇条』なのだが世界観がJDCっぽいなと毎回思う。今回は舞台設定がアレなのでなんか色々とすっ飛ばして殊能先生の『美濃牛』を思い出してニヤニヤした。もう一回読み返そう。でも『キマイラの新しい城』もいいよな。いやしかし『黒い仏』も。。いやもう全部読み返そう。話が逸れた。猫柳先生のシリーズは基本的に定石崩しがテーマだと思うのだが、定石通りのフラグがガンガン立ち、分かっているのになんだか悪い予感を抱いてしまう。やっぱり頭が古いのかもしれない。でもマモルは『美濃牛』の登場人物でなかったことを感謝した方がいい。

 話が話だけに恋愛要素もそれなりにあるんだが、猫柳先生とクンクンの関係はもっと引っ張るのかと思っていたが意外と踏み込んだな。猫柳先生はちょっと図々しくなっている。まあかわいいんだが。あとマモルは一遍くたばればいい。そしてやっぱりクンクンもくたばれ。というかマモルはもう結婚したのだろうか。名字はどうなるんだ? 相手が旧家で他の姉に見込みもなさそうだから、変わる可能性は高いが。。別に婿養子でなくてもいいんだろうか。しかし最後の扇弧月のカッコよさになんか色々持って行かれた気もする。とりあえず小田切さんが最後の砦だな。。。それにしてもゼミの移動が認められないというのはちょっと驚いた。しかしまあゼミ生が増えても動かしづらいか。

 それにしても北山先生はキャラクター造形が本当に上手い。巻を追うごとに生き生きとして来る。今回も冒頭の猫柳先生はひでえ駄目人間だったが、後半はかっこよかった。そういやあんごう四姉妹の名前の付け方くらいはさすがに分かったが、両親なんかはさっぱり分からなかったな。。。誰か教えてくれないか。




*『石球城』:城シリーズの最新作(予定)。まだ出ない。
*『オルゴーリェンヌ』:『少年検閲官』の続編。まだ出ない。
*『てんちゅわうわう』:去年11月の文学フリマで北山先生が出した自称ライトノベルのコピー本。当初は印刷所で製本する予定だったが書き終わらなかったのでキリのいい所で切り、自分で製本したらしい。
  1. 2013/01/10(木) 23:32:36|
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20130108


 明けましておめでとうございます。こんなクソ野郎に新年早々コメントをくれた皆さん、ありがとうございます。バイトばかりしていたらあっという間に時間が経っていた。

 中三の連中は未だに緊張感ゼロでやれやれという感じである。パッと見真面目だが絶句するほどマイペースで遅刻の常習犯の桜井君は今日も今日とて仮眠のつもりが寝過して30分くらい遅刻をぶちかまし、授業の相方である後輩の菅谷尚が肉付きのいい体を揺らしながら満面の笑みでやって来たのを観て「新年明けまして今年もラリってんなコノヤロー」と云っている横で、パッと見普通だが実際は風呂も入らねえし10000-9も出来ねえが人をイラつかせることにかけては一流の金田が「実はぶっちゃけボディーソープとシャンプーとリンスの区別がよくわからない」と言い出して物議を醸し、それを尻目にこっそりと中腰で面白い顔をしながら帰って行く道躰とばっちり目が合い、さらにその一部始終を観ていた高山さんがこっちを指差しながらゲラゲラ爆笑していたりする。むしろ動物園である。授業が全て終わった後は金田の押し付け合いだとか講師間の醜いなすり合いが始まり、「ん? 何ですか、ここの金田という文字は。ははは、何かの間違いですか?」「いやまさか! 何をおっしゃるんです! 竹中先生、レッツ金田! 3コマ連続で行きましょう!」というやり取りが飛び交ったりする訳である。いやーマジで全員どっかしら受かってくれ。でも金田は受験見送った方がいいと思う。とりあえず問題文の意味が分かるようになってからにしようぜ。

 もちろん三が日はバイトはなかったんだが。。。BDドライブを繋いだまま何かしようと思ってはいけないということを学んだ。しかしベータだのVHSだのが出て来る話をブルーレイで観るというのもシュールである。・・・そうである。『カウボーイビバップ』を観ていた。何故か気付くと「道化師の鎮魂歌」ばかり観ている。面白いよな。

 金田をめちゃくちゃ蹴飛ばしたり図書館の本の延長手続きを忘れてペナルティがついたりしている毎日だが、今年もよろしくどうぞ。


  1. 2013/01/08(火) 23:52:34|
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