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2010.3.29 killing boy Frozen Music Tour Final at 恵比寿 LIQUIDROOM きのこ帝国


 日はキリングボーイと見せかけてアンディモリを見に行って来た。薬を飲んだせいか、頭がぼーっとしていたのでなんだか色々心もとないが。。。しかし、薬は失敗だった。ん、ちなみに危ない薬ではない。単なる花粉症の薬である。クボンゲも言っていたが、未来の子供たちのためにも杉は全て伐採すべきだと思う。

 ぐだぐだしていたらまた家を出るつもりの時刻を1時間くらい過ぎていた。特別ダイヤだってのにふざけてるな。。慌てて家を出る。読む本が他になかったので、白洲正子『金平糖の味』(新潮文庫)を読んだ。高校の時の歴史の先生は「薩摩のいも侍の娘」と言ってバカにしていたが、樺山資紀・愛輔についてのエッセイはすごくよかった。間違えて2回も各停に乗ってしまったので、読書の時間は十分にあった。

 新宿14番線、電車に飛び乗って4駅行くとそこは恵比寿である。西口で改札を出て左、そうしたら右の高架下を通り抜けて左側を行けばリキッドだ。もう迷わないぞ! 数分でリキッドに着けたということにしばし感動に打ち震えた。と言いつつもう6時20分過ぎである。整理番号はBの129番あたりだったが、もうとっくに過ぎている。無視して物販で買い物をしてゆっくり向かう。

 SEでスーパーカーの「STROBO LIGHTS」のリミックスが流れていた。スーパーカーはそんなにちゃんと聴いたことがないのでリミックスを聴くのは初めてだったが、爆音もあって鳥肌ものだった。トップバッターはオープニングアクトのきのこ帝国。発表された時、「キノコの前座にきのこ帝国!」と腹を痛くしたが別にコミックバンドではない。ヴォーカルが佐藤という、男みたいな格好をした色白のかわいい女の子ということと「退屈しのぎ」という曲はチェックして行った。

 1曲目は多分「退屈しのぎ」だった。初めて聴いた時は退屈だなあと思ったが、生で聴くと結構良い。ノイジーで単調なメロが突然牙をむく。チェックのシャツを着たヴォーカルは割と綺麗な声である。今の湯川潮音に少しだけ似ているように思った。きのこ帝国を聴きながら、何故かポストロックに傾倒したストレイテナーのことを考えた。もしホリエが美しい女声を持っていたとしたら、テナーはもっとすごかったんじゃないかと。やはりホリエの声もいいんだが、高音がどこか抑制されている感がある。きのこ帝国は高音は物理的に伸びるし、時折それは解放されているのだが、メロが抑えている感があるな。もっと高音が活きるメロを作ってほしい。あなたの声は武器だ。それを最大限に活かせ。

 歌詞は爆音で聴いた感じだと、個人的にはあまり好きじゃなかった。妙に鬱屈した感じで、復讐がどうとかあった気もするが、そういうのに興味はない。ちなみに、私の中で鬱バンドはシロップ16グラムたひとつである。アートスクール? そんなもんを暗いと思ったことはない。

 感じ悪そうなヴォーカルとは対照的に、女の子らしい赤いボーダーのギタリストの女の子は、笑顔が素敵だった。バンド全体的には割と悪い意味で慣れてない感じがあったが、あの去り際の笑顔はなんかよかったな。。。

 ほとんど音源を聴くことができなかったので何という曲をやっているのかはさっぱり分からなかったが、これから伸びるしかない感じだった。あのバンドには過去はない。未来しかないからどんどん進んでほしい。帰りにCDを買おうと思ったんだが、時間がなくて買えなかったのが残念だな。。。





  1. 2011/03/30(水) 22:54:05|
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「私たちが星座を盗んだ理由」


私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)
(2011/03/08)
北山 猛邦

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 事に取って置いて昨日読み終えた。物理の北山、久しぶりの新刊である。米澤先生の「折れた竜骨」を買わないでいそいそとこれを買ったのは秘密だ。何と言っても米澤先生は今や売れっ子。あっしが乏しい小遣いの中からせこせこと新刊を買わなくったって先生には沢山の読者がいる。。。あっしは影ながら先生の御活躍を見守っておりやす。先生、どうかお元気で。。。という訳で「折れた竜骨」は図書館で借りる予定。音楽の皺寄せが確実に来ているが、それを考慮しても米澤さんより北山さんを優先するな。もう少し売れてもいいと思うんだが、ミステリ読みにあの世界観を受け入れろというのは少しキツいかもな。ミステリ読みは頭が堅いね。

 北山猛邦は独特の終末感漂う美しいファンタジー色のある世界観と大胆な物理トリックを組み合わせたすごい男である。まあプロットはむちゃくちゃ中二病臭い(小生のこの語に対する定義はフィーリング)が、世界観の構成力はそれを補って余りあると思う。ミステリという貧相な世界の枠で良しとしないところが素晴らしい。ミステリに登場するのは大抵「人間」ではない。単なる駒である。私はどうしてもそれが嫌だ。北山猛邦は「人間」が登場する物語として面白い。まあ殊能将之の「黒い仏」あたりで激怒する手合いはまず受け入れられないだろうな。小生は単なる乱読家なので。

 今回の新刊は短編集である。片山若子のかわいらしい絵に騙されがちだが、米澤さんの小市民シリーズ並みに要注意だ。これはフィニッシングストロークものなのだから。どれも最後の一文で怖ろしいどんでん返しが待ち受けているのだ。あ、でも(ネタバレだが)リドルストーリーが一編あるな。ちなみに収録作は、

恋のおまじないに囚われた女子高生の物語「恋煩い」
絶海の孤島にある子供たちの楽園の物語「妖精の学校」
孤独な詐欺師と女性をつなぐケータイの物語「嘘つき紳士」
怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年の物語「終の童話」
七夕の夜空から星座を一つ消した男の子女の子の物語「私たちが星座を盗んだ理由」

である(講談社から)。作品の雰囲気としては少女の一人称でかわいらしかったり、ファンタジー色が強かったりする。しかし結末に救いがほとんどないので、乗り物酔いでグロッキーだった小生は完膚なきまでに叩きのめされた。夢にまで石喰いが出て来たくらいである。飛び起きた時、本気で一瞬焚書したいと思った。音野順シリーズは同じく片山若子表紙でイメージを裏切らないのだが。。。物理の北山と言われながらも、実は叙述の北山である。この野郎。。。。

 それにしても、「妖精の学校」は最後の一文でかえってよく分からなくなった。ネタバレだから一応隠すか。。。




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  1. 2011/03/27(日) 20:07:00|
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アポリア、メレンゲ、邪推

 3月もほとんど終わりで、発売まで2週間切ったか。。。ジャケットは「ソラニン」の浅野いにおの書き下ろしってなんか気合を感じる。サンボマスターの時のようにクソかわいい女の子だろうかと思っていたが、観た瞬間不思議な気持ちになった。なんとも言えない深遠な瞳の少女である。浅野はメレンゲにどんな世界を見たんだろうか。。。

 収録曲は、

01.旅人
02.untitled
03.夢の続き
04.アルカディア
05.ルゥリィ
06.ムーンライト
07.火の鳥
08.嘲笑(作詞:北野武 作曲:玉置浩二)

カバーが入ったというのが驚きだが、一瞬「untitled」は初恋の嵐のカバーかと思った。2002年くらいにカバーしてたよな。。。いつかまたカバーしてほしい。

 前にも書いたが、今回の新譜はまずフジファブリック志村のことを念頭に置いた曲が収録されると思う。クボは彼に出来る方法で、つまり音楽に昇華することであのことに向き合うしかないのだからな。。。TRICERATOPSは「invisible~透明のハグ~」という曲を作り、奥田民生は「ひとりカンタビレ」を。。。。

 大親友のクボが音楽で何もしない訳がない。だからなんとなくアルバム全体がそういうコンセプトなのかと思っていたが、人と話していたら「自分はその中の1曲だと思う」と言われてなるほどと少し考えを改めた。確かに、片寄明人は明確に「1曲にプロデュースで参加した」と発言しているし、だとしたら山内がギターを弾いているのも片寄と同曲のみと考えた方が自然だ。山内はくるり・斎藤和義のサポートで忙しい身だから、複数曲に参加しているという可能性は低そうだしな。

 しかし、制作時期が時期なので、程度の差こそあれ全体的にそういった思いはあると思う。まあリリース前にどれだけ下手な邪推をこね回してもなんの意味もないが。。。苦笑

 少し遠いインストアライブの参加券を配布しているタワレコまで行って予約してきたので、なおさら待ち遠しい。中止にならなければいいが……苦笑







  1. 2011/03/26(土) 10:50:06|
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加賀といえば

 ういえば、最近ツイッターに百万石という男がいる。

多分、知っている人はそれほど多くはないだろう。特にプロフィールも書かれていない。フォローしているのは50人ほど、1700人からフォローされている。そしてたまに思い出したようにシュールな内容を呟く。しかし、リプライの方がツイート数は多いか。

 話相手はアジカン伊地知、ゴッサン、エンジニアの上條雄次、池田貴史なんかである。・・・音楽業界の人間であるのが分かるな。

 自転車にひかれて、山岸ケンに「またか!」と突っ込まれていたりもする。・・・ユニコーンのマネージャーだった人ですな。

 いやいや、別に何も言っていないぞ。。。。本人も言っている通り、「百万石、それ以上でもそれ以下でもない」のである。彼は今百万石なのである。きっと触れるべきではないのだ・・・!





kagahyakuman




 このアイコンにピンときたらそう。忘れるな、彼のアカウントはkagahyakumanだ。。。。








  1. 2011/03/25(金) 10:17:55|
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(P.S. i wanna follow you)



卒業式終わって 散り散りになってく
この窓からの景色も もう見納め

もう二度と会わない人とか
もう二度と会えない人とか
いっぱい居るんだろうな
そう思うと 少し寂しくなったよ

全部がね 全部がね
そのうち 思い出になる
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります



卒業式終わって 散り散りになってく
この山からの景色も もう見納め

これから新しいこととか
これから楽しいこととか
いっぱいあるんだろうな
そう思うと 少し寂しくなったよ

全部がね 全部がね
あれらを 思い出にしてく
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります



卒業式終わって 散り散りになってく
この坂からの景色も もう見納め

やらなくちゃいけないこととか
振り切らなきゃいけないことが
いっぱいあるんだからな
そう思うと 少し怖くなったよ

全部がね 全部がね
僕らを 急かしていくんだ
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります
そしてそうだ 僕たちは
足を踏み出していくのであります

ほんとにね ほんとにね
そうなのであります

ずっとね ずっとね
見ていてほしいのであります




  1. 2011/03/24(木) 10:09:23|
  2. 韻文
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