inkblot

本をくれ


ほしい本を書き出しておこう。

とりあえずぱっと思いつくものを。

しかし最近、本にまわす金が文字通り一銭もない。

誰のせいって、多分フジのせいだわ。

誰かくんねえかな。。。

家に転がってそうな本が多いよ、意外と。





・『海潮音』上田敏(新潮文庫)

・『ギリシア哲学者列伝(上・中・下)』ディオゲネス・ラエルティウス(岩波文庫)

・『二人の距離の概算』米澤穂信(角川書店)

・『万葉集 全訳注原文付(1~4+別巻1)』(講談社学術文庫)

・『九十九怪談(第一・二夜)』木原浩勝(角川)

・『隣の怪 病の間』木原浩勝(メディアファクトリー)

・『クロック城』以外の北山猛邦作品





意外と思ったより少なかったな。

最近チェックしてないからなあ。。。

どっちかっていうと小説が読みたいんだが、最近のは全然わからん。

何かいい作家いないだろうか。。。

やっぱり、本屋のバイト探そう。




  1. 2010/06/28(月) 22:39:04|
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夜明けのBEAT

ジファブリックの新曲、聴いた。

万感の思いで。


なんとも不思議な曲だ。

曲調なんかは、これまでのフジの延長線上にあるのがしっかりと伝わってきた。

しかし、不思議なヴォーカルだった。

声にハリというものは感じられない。けれど、気が抜けているという感じでもない。

心なしか舌足らずで。何ともいいがたい浮遊感。

志村は何を見据えて歌ったんだろう。


それにしても、後半の志村のキンキンと冴えたギターソロがクソカッコいい。

癖になる。実は、志村のギター大好きだ。

次の世界はもちろん見たいが、本当はその次の次の、さらに次までだって見たいんだ。

今でもまだ、見られるんじゃないかと思ってる。



  1. 2010/06/28(月) 00:01:59|
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6months has gone.



EMIの策略に踊らされて、帰りがけにタワレコ寄ってきました。

クリアファイルですよ。

いいデザインだな、ただしまあ、かとをさんの顔が真っ白だけどな!

あと、A5というのは予想外に小さいということが分かった。

普段、A4が嫌だと言ってしねこくB5を愛用してはいるけれども。

これは小さい!

ああ、チケット入れにでも使えと。

しかし、もう1枚くらい欲しくなってきた。。。

富士Qのことを考えたら、財布のひもはギチギチにならざるを得ないんだが。。。

しかし、グッズ詳細はやく発表されんかね。

計算が出来ん!

どれだけ貧しい学生だと。。。

7月17日なんて、あっという間ですよ。

こええなあ。終わっちまったらどうなるんだろうってことはやっぱり頭をよぎる。

それにしても、わが街にも夏がやって来た。

ほんとはもうすぐまたひとつ年を取るはずだったのにな。

どうしたらいいんだろう。



  1. 2010/06/24(木) 22:02:43|
  2. 音楽
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思えば、夢に出てくる知っている人というのは、ほとんどある業種の人々だ。

 の夢では全体的に常に薄暗い情景が広がっている。茶色じみた薄曇りの下で、彼は誰かの家に向かった。洋風の、大きな家である。長い髪を背中に垂らした中年くらいの女性が立っている。彼を待っていたのだ。彼女の案内で、正面の広い白階段を上って中に入る。灰色の壁の、陳列棚のある事務室のような部屋に通された。新聞の記事か何かで見た、とある物の引き取りに来たのである。あるいはこれは家でなかったのかもしれない。考えてみれば、女性もどこか事務員か何かのようでもある。そんなことを考えているうちに、陳列されたものの紹介は終わり、最後に物を手渡された。それは小さく、鼠色の薄い紙の箱に入っていた。何かが動く気配がする。中から少し、柔らかな毛がはみ出していた。



 ×××××は、自分の薄暗いアパートの一室にいる。低く唸るような機械の振動音。シンクに蛇口から水が流れ込んでいる。彼は追い詰められていた。彼を追い詰めるものが何かは忘れてしまった。彼は何かを気にしている。神経質になっている。薄っぺらい紙の小箱は、テーブルの端でひしゃげていた。「調子はいいんだ。すごく」そういう彼の顔は、伸びた黒い縮れ髪に縁取られて、凄絶な形相だった。セメント色の冷蔵庫。しゃがみこんで、中身を出している彼の姿が見えた。




 「これを見てください」ひとつの蒼ざめた臓器が転がっている。はち切れんばかりに膨らんだそれは、もうすでに半ばほどまで切開されて内容物が垣間見えている。胃だった。白衣を着た若い女性が説明している。「彼の摂食量は驚異的です」若い研究者は声をひそめた。「モニタリング開始時の、50倍もの測定値をはじき出しています。これは――……」女の声が遠くなる。ああ、彼は研究対象だったんだな。私は、もう一度蒼ざめた胃袋に目をやった。裂け目から、みっしりと詰まったものがのぞいている。ゴロっとした肉塊と栗色の髪の束、固く丸みを帯びた鶏の卵のようなもの。白い卵の表面が、しらじらとした光を放っていた。



  1. 2010/06/20(日) 22:49:55|
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絶対に忘れたくない


日は会いに行くひとがいる。昨日、この街に引っ越してきた子だ。友達になろうとおもう。僕は誰かと仲良くなるのがとくいなんだ! 一体どんな子なんだろう? 楽しみだった。

 赤い自転車に乗って、その子の家を目指す。引越しの片付けで忙しそうな家を抜けて、雑草がしげって立ち枯れている庭に、その子は居た。


庭の片隅の傾いたベンチに、ぼさぼさ頭の女の子が座ってる。うつむいた顔は長い金いろの髪が邪魔で見えやしない。僕は立ち止まって、声をかけた。

「やあ、はじめまして。君が引っ越してきた子だろ? 僕はアート。調子はどう?」

 彼女は足をブラブラさせながら、口を開いた。

「今日が何の日か、知ってる?」
「えっ?」

 なんだかよく分からなかった。何が言いたいんだろう?

「ちょうど十年前の今日に、デミアンは初めてピアノを弾いたの。三年前の昨日は、わたしがマルパと一緒に山へキノコをとりに行った日。五年前の明日はタシオがみっつめの眼鏡を買った日――」

 女の子は延々と、その日にあった知らない誰かの話をしゃべり続けた。そんなことよか、名前を教えて欲しかった。いったい、何が言いたいのかよく分からなくて、僕はちょっと困ったんだ。

「その人たち、君の大切なひとたちなの?」

 女の子は顔を上げて、青い目で僕をじっと見た。強い目だった。

「そうよ。今はみんな遠くへ行っちゃったけど。でも、絶対忘れたくないの。だから、毎日こうして誰が何をした日なのか、思い出すの」

 その子は、腕のなかの分厚くてボロボロになった日記帳を、ぎゅっと抱きしめた。まるで手放すのを怖れているみたいだった。

「わたしは油断すると、すぐに忘れちゃうから、あんまり寝ないようにしてる。眠るといろいろなことを忘れるわ。そんなの絶対にいや」

 意地っ張りな顔でそう言うその子の目のしたには、どす黒いくまがあった。子どもは寝ないといけないんだって、博士が言ってたよ。この子を、安心して眠れるようにしてあげなきゃいけないな。


「君はそうやって、君をおいて行った人たちの思い出をずっと抱え込んでいくの? 思い出はどんどん、たしかに重くなっていくよ。君はほんとうにそれに耐えられるの?」

 女の子はこぶしをにぎりしめた。

「でももう絶対にいやなの。わたしが忘れたら、みんなもっと遠くへ行っちゃう。そんなの嫌なの! もうこれ以上、遠くへなんか行ってほしくないの!」

 その子は泣き出しそうだった。あるいは、本当に泣いていたかもしれない。彼女はこぶしを握ったまま、うつむいて黙り込んだ。沈黙が流れる。しばらくして、僕は静かな声で話しかけた。


「君、知ってる? 何千年も前に、あるひとりの哲学者が居たんだ。もともとは、ある地方の王族の子でね、でも色々あって彼は家を捨て、家族を捨てて修行に出るんだ。

 厳しい修行の末に悟りを開いた彼は、じぶんの考えを人々に説くようになる。彼のことばは広く受け入れられた。弟子もできた。そのせいもあって、今では彼の教えは宗教として信仰の対象にもなっているよ。

 その彼がある時、こんなことをたずねられたんだ。
『天国や地獄はほんとうにあって、人は死んだらそういう所へ行くのでしょうか?』ってね。彼がどう答えたか、分かるかい?」

 彼女はだまって首を横にふった。

「彼はね、こう答えたんだよ。『私の教えは、生きている者のためにある。死人に用はない』って。ほんとにそうなんだよ。君は今、生きてるんだよ? 君、その人たちのためにちゃんと生きてるかい? 君は君の大切な人たちを忘れちゃいけないよ。でも、こんなのは誰も望んじゃいない。こんなの、いけないんだ。けど大丈夫、君の大切な人たちをおぼえとくの、僕も手伝えるよ。いい方法があるんだ!」

 彼女はわけがわからないという顔で僕を見た。

「木を植えるんだよ! 美しい木をさ。桜とか、金木犀とかね。たとえいつか、その人たちを忘れてしまう時が来ても、季節がめぐって風が記憶を運んできてくれる。いいと思わないかい?」

 答えのかわりに、石が飛んできた。なんとかよけたけれども。

「……わたしの名前、アイダ。あんたが木、もってくるなら植えてやってもいいよ」

 僕はぱっと笑顔になった。

「やった! じゃあ、明日植えよう! ほかの友だちも紹介するよ。それじゃあちょっと、失礼するね! 今から準備しなくちゃ! また明日!」

 僕は手をふって走り出した。これからやることがいっぱいあるからね。







end

  1. 2010/06/13(日) 21:06:45|
  2. etude
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