inkblot

2011.2.26


 しぶりに夢を見た。やつがいた。笑い転げるほど楽しいことをたくさんやった。愉快だった。

 あまりにも楽しかったから次の夢が始まってもその夢のことを考えていた。絶対に忘れないように細部まで思い出しておこうと思った。目が覚めたらすぐにノートにつけよう。それにしても愉快な夢だった!

 しかし、夢の中だからなかなか筋道立てて思い出すことが出来ない。夢の断片が頭の中を漂っている。脈絡なくシーンがフラッシュバックする。頭が混乱してくる。

 ひとりで考え込んでいる私を置いて夢だけが目まぐるしく入れ替わっていた。





  1. 2011/02/26(土) 14:33:28|
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思えば、夢に出てくる知っている人というのは、ほとんどある業種の人々だ。

 の夢では全体的に常に薄暗い情景が広がっている。茶色じみた薄曇りの下で、彼は誰かの家に向かった。洋風の、大きな家である。長い髪を背中に垂らした中年くらいの女性が立っている。彼を待っていたのだ。彼女の案内で、正面の広い白階段を上って中に入る。灰色の壁の、陳列棚のある事務室のような部屋に通された。新聞の記事か何かで見た、とある物の引き取りに来たのである。あるいはこれは家でなかったのかもしれない。考えてみれば、女性もどこか事務員か何かのようでもある。そんなことを考えているうちに、陳列されたものの紹介は終わり、最後に物を手渡された。それは小さく、鼠色の薄い紙の箱に入っていた。何かが動く気配がする。中から少し、柔らかな毛がはみ出していた。



 ×××××は、自分の薄暗いアパートの一室にいる。低く唸るような機械の振動音。シンクに蛇口から水が流れ込んでいる。彼は追い詰められていた。彼を追い詰めるものが何かは忘れてしまった。彼は何かを気にしている。神経質になっている。薄っぺらい紙の小箱は、テーブルの端でひしゃげていた。「調子はいいんだ。すごく」そういう彼の顔は、伸びた黒い縮れ髪に縁取られて、凄絶な形相だった。セメント色の冷蔵庫。しゃがみこんで、中身を出している彼の姿が見えた。




 「これを見てください」ひとつの蒼ざめた臓器が転がっている。はち切れんばかりに膨らんだそれは、もうすでに半ばほどまで切開されて内容物が垣間見えている。胃だった。白衣を着た若い女性が説明している。「彼の摂食量は驚異的です」若い研究者は声をひそめた。「モニタリング開始時の、50倍もの測定値をはじき出しています。これは――……」女の声が遠くなる。ああ、彼は研究対象だったんだな。私は、もう一度蒼ざめた胃袋に目をやった。裂け目から、みっしりと詰まったものがのぞいている。ゴロっとした肉塊と栗色の髪の束、固く丸みを帯びた鶏の卵のようなもの。白い卵の表面が、しらじらとした光を放っていた。



  1. 2010/06/20(日) 22:49:55|
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pains of 24th day

今朝、久しぶりに夢を見た。




フジファブリックのメンバー3人が作業をしている。4人ではない、3人だけ。彼らだけでなく、交流のあるアーティストも2組くらいいた。かなり白熱した現場。

「俺達、負けませんよ?」

少し顔を上げて、金澤が力のこもった眼差しで言った。




しばらくして、場面が変わった。志村が、居た。4人だった。

「俺ね、あの時チラッとそばに居たんだよ」

そう言って、志村は少し笑った。




そんな感じだった。それだけだった。


目が覚めて、時計を見たら、4ヶ月が経っていた。



経ってしまった。



  1. 2010/04/24(土) 14:54:39|
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鳴り響く

今朝、うとうとしていたら、唐突に脳内に音楽が流れ出した。まあ、よくあることではある。

スピーカーよりもヘッドフォン的な距離感だった気はするんだけど、アコギの音が若干潰れ気味だ。

なのにヴォーカルは随分クリアに聴こえる。何だっけか? この曲。

すげーいい曲なのに、聴いててなんだか悲しい気持ちになる。

ほんとに何だっけか。知ってる曲なんだが。

いつもはすぐに思い出せるのに、今日に限ってなかなか出てこない。

あれか、これか。いや違う。そうだ、これは――



「『ロックンロール』!」



そこで目が覚めた。

今日はロックンロールの弾き語りVer.か。いい曲だとは思うが、あんまり嬉しくはないな。

目が覚めてもやっぱり、少し悲しい。


  1. 2010/03/18(木) 12:49:44|
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