inkblot

沓冠折句




できた。


  1. 2013/09/24(火) 21:37:13|
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(私は波間にたゆたふ、たゆたふ。)


空の色味は薄紅色に金色に
赤い衣の聖母のやうに
優しく朧に微笑んで
江ノ島も 頭に灯台戴いて
蒼く煙つてゐるのだが
相も変はらず富士山は
真白き真綿の雲海に
其の身を任せて影しか見せぬ
私は波間にたゆたふ、たゆたふ。
心が虚ろでよく浮く、よく浮く。
鷗がとほくで泣き叫んでゐる。


  1. 2012/09/24(月) 23:59:11|
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(P.S. i wanna follow you)



卒業式終わって 散り散りになってく
この窓からの景色も もう見納め

もう二度と会わない人とか
もう二度と会えない人とか
いっぱい居るんだろうな
そう思うと 少し寂しくなったよ

全部がね 全部がね
そのうち 思い出になる
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります



卒業式終わって 散り散りになってく
この山からの景色も もう見納め

これから新しいこととか
これから楽しいこととか
いっぱいあるんだろうな
そう思うと 少し寂しくなったよ

全部がね 全部がね
あれらを 思い出にしてく
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります



卒業式終わって 散り散りになってく
この坂からの景色も もう見納め

やらなくちゃいけないこととか
振り切らなきゃいけないことが
いっぱいあるんだからな
そう思うと 少し怖くなったよ

全部がね 全部がね
僕らを 急かしていくんだ
いつもそうだ 神様は
僕たちに意地悪なのであります
そしてそうだ 僕たちは
足を踏み出していくのであります

ほんとにね ほんとにね
そうなのであります

ずっとね ずっとね
見ていてほしいのであります




  1. 2011/03/24(木) 10:09:23|
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ひとめぐりの日

い冬に4つの風が飲み込まれて、
凍てつく呪いがまた めぐって来た。

大気を裂いて 最果てまで響き渡った、
彼の鳥の声。

それはひとめぐりした時とともに 
彼の地に収斂し、
再び人々の心を襲うだろう。

怖れ、嘆け!
悔い、悲しめ!

何人も 命が続く限り、
この呪いを断ち切ってはならぬ!

この呪いを刻みつけた その心臓こそが、
ただひとつ 彼の蒼い鳥の墓標となり得るのだから!
  1. 2010/12/22(水) 13:53:17|
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Rem


もうそこには居ない

ただ不在があるだけ

でもそこで君はそうやって レクイエム奏でるつもりなのか

残された歌 奏でるというのか

冬枯れと闇


ああ 残響



もうそこには居ない

ただ不在があるだけ

でもここで僕はこうやって まだレクイエム聴くつもりなのか

残された歌 しがみつくというのか

花無駄に散る春


ああ 残響




レクイエム 空を割って届くのか

あの闇を裂いて 届くのか

ちぎれた声が 届いていくのか

ああ これはまだ 残響にはならない

レクイエム 鳴らない空気すら鳴らせよ

もう音のない耳朶を打てよ

遠く


  1. 2010/12/21(火) 13:52:29|
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