inkblot

オンガク解放区


 風邪がぶり返して死にそうだったが行って来た。授業をサボってしまったのに先生が優しくて申し訳ない。自分が当番の日だったのに休んでライブに行くとは。。。しかし午後はまだマシだったのだ。本当である。先生ごめんなさい。

 トップバッターはユニゾンである。いやあ、若い! ボーカルの斎藤はオンガク解放区をべた褒めし、「松本さんのミュージシャンならではの鋭い切り口がね! サングラスかけてる×××さんには出来ないような鋭い切り口で!」とさり気なくナカザをディスっていたので後で死ぬほどうざったく絡まれただろう。自業自得である。写真で観ている時には思わなかったが、生で斎藤を観た瞬間、「マッキーじゃねえか!」と思った。いや小生の高校時代の友人である。マッキー元気だろうか。これからユニゾンを見かけたらマッキーを思い出すだろう。自然に爽やかな笑顔を作るのが実に上手い。そういうところにプロを感じたりもした。細身の斎藤に対して、ベースの田淵は猪首で体格がよく頭を振りまわしながらベースを弾いていた。動きが若い。コーラスをする時にやっと頭がマイクの前に戻って来るがそういう時は大体目がヤバい目であった。若い。「リニアブルーを聴きながら」で始まって、終盤あたりに「オリオンをなぞる」をやっていたのは覚えている。そういや弟と「「オリオンをなぞる」って誰だったっけ?」「分からねー。藍坊主じゃねえか」という会話を最近したのでもやもやが晴れてすっきりとした。でもタイトルはなんか藍坊主っぽいよな。

 二番手はもちろんあのおっさんバンドである。メレンゲだ。クボンゲはなんかエスニックな色合いのセーターに、また新調したのか見慣れないハットを被っていた。でまあリズム隊の二人は位置的にあんまり見えなかったのだが、ちらっと見えた瞬間、その事実を忘れ去って今日はもうステージの下手だとか奥だとかは観ないことに決めた。何だあの衣装は。戻って来いよ。。。そしてユニゾン斎藤と比べるとクボンゲはああいう素敵なスマイルどころか安定のしけた顔なので実に素人くさいしおっさんである。でもよく考えてみてほしいんだが今年はデビュー10周年である。あれだけライブをやってこれだけ素人くさいのはむしろ奇跡である。序盤は緊張していたし声の調子もそこまでよくなさそうだったが、だんだん本当に楽しくなってきたらしく実にいい顔をしていた。ぶっちゃけそこが好きなんだよな。本当に楽しい時はちゃんと楽しい顔をしているんだから、無理に笑ったりなんか絶対に出来る訳がないのでしないでほしい。色々欠点をあげつらえようと思えば出来るんだろうが、でもこっちもめちゃくちゃ楽しかった。バンドもオーディエンスも同じように多分感じてたんだろうな。ラストが「hole」というのもやられたという感じである。まあ最後にあんな曲をやるから最後なのに去り際の挨拶のテンションの低さったらなかったけどな! でも観に行ってよかった。なんでか分からないが、メレンゲのライブは本当に好きだな。やっぱりこれが観たい。そして大事なことだが、達身氏はこの日も渋く兄貴肌だったことを記しておく。

 ゴーイングはしょっぱなからナカザがナカザで爆笑ものだった。というか、ナカザは視界に入るだけで爆笑ものである。ライブ中ほとんどずっと大笑いしていたのでもしかして本人にも見えたかもしれない。ちなみにナカザは松本よりもプレゼントをたくさんもらっているらしい。ファンのみなさんはナカザのついでにちゃんとボーカルにもプレゼントをあげてほしい。しかし何回聞いても「LISTEN TO THE STEREO!!」はずるいと思う。あんなのテンション上がらない訳がないだろ! しかし曲中にナカザのせいで窒息しかけた。その他にもなんかやたらと盛りだくさんなトリだったが、やっぱりハイライトは眼鏡を外した松本素生である。あれがレアかどうか知らねえが、、、むちゃくちゃかわいいぞ。なんだあれ。なんだあのいきもの。眼鏡を外すと意外とかわいい。しかもぱっと見くさそうだが、あれで赤ちゃんみたいな匂いがするらしい。なんだあのいきもの。あのつぶらな瞳とナカザにすべて持って行かれた。アンコールの「おやすみ」とかめちゃくちゃよかったんだけどな。でもあのつぶらな瞳とナカザにすべて持って行かれた。それにしても、次に動くナカザを観たら笑い死にする気がするので、健康のためにもゴーイングのライブは避けるようにしようと思った。


  1. 2012/12/23(日) 23:17:12|
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2012.3.1 strangers in the night at 渋谷 CLUB QUATTRO その3


 アンコールはどう考えても曲名を伏す意味がないと思ったので特に伏せなかった。
もちろん面倒臭いというのが一番大きいが。






 ゴーイングが去って小規模な転換が始まる。センターにマイクが二本。上手側に高いマイク、下手側に低いマイクである。もうこれだけで分かるよな。マイクだけで出落ちというのもなかなかないんじゃないか。高低差を見比べてニヤニヤしているとゴーイングのメンバーが現れる。河野以外はツアーTシャツに着替えている。石原は黄色、松本も確かスーツの下に黄色のTシャツ、ナカザははじめから着ていたボーダーになったロゴTシャツだった。照明の関係で白地に見えたがどうも青らしいな。石原と松本の着ていたTシャツのイラストはナカザが描いたらしい。ただの変人じゃなかったのか・・・! そういや漫画家になりたかったんだよな。

 松本は下手のマイクの前に、河野はそそそと上手側のキーボードに着く。松本がメレンゲを呼び込む。こちらもバンドTシャツに着替えている。タケシタはチャコールグレー、ヤマザキはチョッキの下に緑のを、クボンゲもハットを脱いでカーディガンの下に新色のショッキングピンクかと思いきや、なぜか淡いピンクであった。試作品か何か知らんが、そこはかとなく卑怯な感じがした。あんなにすごい色を作ったんだから着ろよな。。。


松本:俺らとメレンゲは、もともとすごい仲が良くて。ホントに好きもの同士だよね。でも仲がいいから敢えて対バンとかしょっちゅうしたくはないよねって話は、ずっとクボ君としてて。馴れ合いみたいなのは嫌だったから。だけど「いつか必ずやろうな!」とは話してたから。で、このタイミングでそろそろしてもいいだろうっていうことで実現しました! めちゃくちゃ嬉しいです! それで俺らでしかやれないことをやりたいねって話してて、最初はカバーをやろうって話だったんだけど、カバーだったら誰とでもやれるから。自然と曲を作ろうっていう話になってったね。


 松本が話している横で、クボンゲは恥ずかしいんだか嬉しいんだかあたりをウロウロしたり手を手持無沙汰そうに動かしたりと明らかに挙動不審だった。どう観ても積極的にMCをする気はゼロである。


松本:で、その「給水塔」なんだけど、会場限定でリリースします。でも最後まで歌詞にこだわって作って、今日はどうしても間に合わなかったんだよね。。。ここにいる人達も必ず買えるようにするんで、ごめんなさい、ちょっと待っててください! 


 会場限定シングルというのは正直がっかりだった。一般の全国的な流通はなしか…… まあ配信限定というのよりはマシだが。だがそれならたとえばタワレコ限定シングルとかの方がよくないか? 通常のリリースが難しかったとしても、そういうのだったらインディーズのバンドが結構やっているのでそれほど難しくはないと思うんだが。


松本:俺、あまりに興奮しすぎて暑くなっちゃって。ヒートテック一枚だったもん。笑 初めてクボ君ち行った時。

クボ:うん。。笑 最初はなんか気にしてなかったんやけど、ふっと見て「え、素生、今日これで来たん?」て。笑 

松本:そんな訳ないだろ! ヒートテックです!笑 

クボ:素生、今日ズボン細いなって思った。

松本:ぴちぴちの。

クボ:ピチピチの灰色の細いの穿いてて。

松本:(クボンゲをオーディエンスに指し示して)こんな風に天然でね。笑 


松本:でもクボ君34だよね。

クボ:うん。

松本:で、俺が1コ下33で、そんな言ってしまえばおじさんだよね。そんなおじさんたちがノート開いて、鉛筆持って。こんな(と空中頬杖をしてみせる)感じで机越しに向かい合って「これ、、ホントいいわ」、「ほんまやな」みたいな感じでやっててね。(クボンゲの方を観て)でもマジでいいよね。

クボ:うん、ほんまやな。


 「給水塔」について「いい意味で、劇場版ドラえもんの主題歌みたい!」と話していたがこの二人、並んでいるとマジでドラえもんとのび太みたいである。リアルである。松本が頬杖をついてみせた時のむっちり感には強烈なデジャヴがあった。対してクボンゲはもやしのようである。

 生で初めて通して聴いた「給水塔」は意外と肩の力を抜いて聴けた。ボーカル二人はハンドマイクで松本から交互に歌い出す。クボンゲはサビでマイクをスタンドから外して歌っていた。クボンゲが歌うパートに松本も声を重ねるし、松本のパートにも時折クボンゲがコーラスを重ねる。クボンゲと被っていて正直タケシタはほとんど見えなったんだが、ギターを弾いてたんだよな。後から映像を観たら初恋の嵐の隅倉が言うとおり全く似合っていなかった。この時は松本のギターを借りていたらしいが大阪だか名古屋ではフライングVを持っていたので達身から借りたんだろうか。。歌詞はそんなによく聞き取れはしなかったんだが、最後の一節が胸に響いた。

 メレンゲのメンバーが笑顔で去って行くとゴーイングのメンバーがステージの中央に集まり始める。それぞれマイクを調達してである。河野がクボンゲのマイクの前に立って「クボ君のマイクが丁度いい……」とこぼす。松本が「4本もマイク要らなくね?」とメンバーの顔を見つめる。河野はその視線に気付いて苦笑した後、松本の隣に立った。だが明らかにスタンドが低すぎる。河野がぐっとスタンドを引き上げると今度は松本の頭くらいの高さになってしまう。河野はもう一度苦笑した後、マイクスタンドを元の高さに戻して中腰になった。何故かそれに沸く観客。松本はちらっと上手側のクボンゲのマイクスタンドを無言で観た。どうも少し後悔しているようであった。


河野:今日は最後に全員のアカペラで、「おやすみ」という曲をやりたいと思います。今日はよく眠れるように……


 ナカザと石原のコーラスで松本と河野が交互に歌う。淡々としていい子守唄だったな。きっとほとんどやらない曲なんだろう。河野の声がよかった。ソロをやっているのは知っていたがいいかもしれない。

 歌い終わり、他のメンバーが去って河野だけがぽつねんと残る。


河野:あの…… 最近髪を切りまして。ずっと長くて…… いっさんの四分の三くらいあったんですけど。笑 切ってまあ…… さっぱりしました。笑 


 と髪型についてシャツの襟でも気になるのか首元をいじりながら説明した後、去って行った。河野は律義なやつなのか? 怖い顔をしている写真しか観たことがなかったので怖い男なのかと思っていたが、今回は常にニヤニヤしていた。本当はいいやつなのかもしれない。とりあえずゴーイングは石原以外全員変人ということがよく分かった。


 あと、終演後女子高生を見かけて驚愕した。メレンゲのライブで女子高生を目撃するというのは新種の生物を発見するくらいの驚きである。だがどう考えてもゴーイングのファンである。女子高生なんか他のバンドのライブでは腐るほどいるが、何故メレンゲのライブにはいないのか謎である…… 居てもおかしくないと思うが。女子高生、もっとメレンゲを観に来いよ! 男子はもっと歓迎するが! 


 しかしいいライブだった。現時点で今年のベストアクトである。今、心の底から観るのが楽しいバンドは正直フジファブリックとメレンゲとキセルくらいかもしれない。BOCはまだ観たことがないからな…… フジは演奏者として卓越しているが、メレンゲとキセルは殺風景なハコの中に一つの世界を作り出してしまうから素晴らしい。クアトロは照明がヴィヴィッドで綺麗だったな。死ぬ時はこういうことばっかり甦って走馬灯になるといい。






SET LIST


メレンゲ×GOING UNDER GROUND
EN1. 給水塔

GOING UNDER GROUND
EN2. おやすみ






  1. 2012/03/14(水) 17:22:58|
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2012.3.1 strangers in the night at 渋谷 CLUB QUATTRO その2

 ゴーイングは詳しくないので書けるところだけ書いた。ゴーイングのファンは怒って刺したりしないでほしい。もう3ヶ所終わってしまったが、メレンゲのファンはこれをみて予習してもいいと思うが好きにしてほしい。一応曲名は伏せてある。






 メレンゲが去ると、再び客電がつく。ついたのだが、それとほぼ同時にゴーイングのファンがぐいぐいと前方にもぐりこみ始めたので怖かった。ゴーイングはなんかファンもキャラが濃いな…… というか心なしかぽ――いやいやいや。ウソっす。メレンゲファンもなんかそんなもんですよ…… 現実逃避しながら30分ほど待つとSEとともにゴーイングアンダーグラウンドがやって来る。ナカザは物販のボーダーっぽいTシャツに黒のジャケットそしてタレサン、松本は黒いスーツにハット、他の二人はまあなんかイケメンだったよな。
一曲目は「パスポート」。河野のパートがあってなるほどこういう声なのかと思った。松本の声より好きかもしれない。

 二曲目は「初恋に捧ぐ」でこれには面食らった。今日はどうも初恋の嵐の隅倉と鈴木が観に来ているようだが、それも関係あるのか? しかしこれはずるいよな。いい曲だ。でもやっぱり歌いこなせていない感じだ。多分誰が歌ってもそうなんだろうが。

 三曲目の「Madonna」が終わったあたりで確かMCがあったと思う。とりあえず生のナカザに一周回って感動した。ナカザすげえ。

中澤:みんな! 今日はストレンジャーズ・イン・ザ・ナイト、初日の渋谷クアトロに来てくれてありがとう! 感謝、してるゼ☆ この気持ちは、音楽という名の愛で返そうと思う。ミュージックという名の、ラブで! 

松本:お前、またメレンゲファンを凍りつかせる気か! リキッドルームの悪夢が。。。。


 あの初恋サンセットか! 行けなかったが、どうもこの口ぶりだと相当すごかったようである…… ナカザが。


松本:今日はツアーの初日だからさ、スーツ着てビシッと決めて行こうと思ってた訳。で、近所のクリーニング屋に着てこうと思ってたスーツを出してて。で、今日歩いて、取りに行ったんだよ。そしたら、閉まってて。張り紙がしてあって、「体調不良のため、本日は休業いたします」って書いてあって。クソって思って。

中澤:じゃあそのスーツは着ようと思ってたのじゃないんだ?

松本:そう。だからズボンがちょっと太いのよ。

中澤:でもスーツなのに足元はスニーカーなんだね? もっと前に出て見せなよ!

(松本、前に出て戻って来る)

中澤:前出るんだったらポーズくらいキメて来いよ! ビシッと! 

松本:笑。 まあ俺くらいになるとスーツにスニーカーっていう風に崩してもいいよね。・・・うん、分かってる! 俺みたいのがスーツにスニーカーだと「あ、靴なかったんだ」ってなるんだろ! もういい! 



松本:でも東京でのゴーイングのライブは久しぶりだからさ。

中澤:そう言いつつも、もう今年に入って渋谷のライブは三回目だけどね。これはもう、渋谷系ゴーイングアンダーグラウンドとしてやっていくべきなんじゃないかと思うね! 

松本:90年代に。

中澤:バックトゥーザフューチャーだゼ! 


 そんなこんなで確かこのあたりでサポートのHARCOが合流したと思う。実は転換の時にも機材チェックで姿を見せていたハルコである。「最近はポッキーのCMにも出ちゃって人気者のハルコさんです」みたいなことを誰かが言っていたような気がする。「ちょっと告知していいですか?」ということで喋り始める。


青木:みなさん、春ですねー!

聴衆:そうですねー!

青木:三月は春で、四月も春ですね。。。そこで4月23日、渋谷duo MUSIC EXCHANGEでHARCOの春フェスをやります! (拍手が起こる) 先輩の元祖渋谷系のカジ君を呼んだり、ゴーイングアンダーグランドも出ます。あと、カジ君とゴーイングのジョー君とは曲も一緒に作っていて。配信限定で、今レコーディングしてるんですけど、いい感じです。ぜひ来てください! 


 という訳で鍵盤を迎えて「口笛どろぼう」をやったと思う。どこから詳しくないのでもしかしたら間違っているかもしれないが。いやしかし、HARCOの鍵盤はずるい。「星の屑」で分かる通り、世界観がファンタジーなんだよな。皆川神の鍵盤は美しいが、ハルコはかわいい感じだ。しかしグロッケンなんか使いやがってあんなもん心を撃ち抜かれて当たり前である。BOCもLOS CAMPESINOS!!もグロッケンでぐっと来るよな。

 予習はしてきたもののやはりそれほど熱心ではなかったので、ドラムばかり聴いていた。ヤマザキのドラムは野性味があるが、対して河野のドラムは理性的である。腕がしなやかに遠く伸びている感じはヤマザキにもあるのだが、河野はもっと軽やかだ。なるほど。これがクボンゲの好きなドラムか。音源を聴いている時はあまりピンとこなかったが生で聴いて分かった気がする。クボンゲは多分スマートな音が好きなんだな。MCを聴いているとおかしいやつみたいだが、クボンゲ自身頭の回転は速いしスマートな男である。鍵盤もドラムもスマートな音を好むとすると、じゃあギターは達身でいいのかとも思うがそこはどうなんだろうな。この流れだと達身より藤田の方が好きそうな感じはするが。ベースは分からない。

 「音楽は好きかい?」という前振りで「LISTEN TO THE STEREO!!」が始まる。これはずるいよな。確か何かのアニメの曲だったと思うが、弟が観ていたのを覗いたら曲と絵がまったく合っていなくて興ざめした覚えがある。大人の都合か何か知らないが、ああいうのを曲に対する冒涜って言うんじゃないのか。最後のサビで果て知らずオーディエンスと歌い続けていたのが印象的だった。だがナカザが途中でレスポールスペシャルからテレキャスに持ち替えていたのが残念だ! なんでテレキャスにしなきゃならないんだ? そこは最後までレスポールだろ! ギターは全く詳しくないが、レスポールスペシャルのTVイエローは観ているだけでなんだか幸せな気分にならないか?
 
 続いてナカザがリードボーカルという驚異の曲が始まる。「ナカザのロック★」という曲名は後で知った。驚異というよりむしろ脅威である。というか自分が★を使う日が来るとは思わなかった。ちくしょうナカザめ…… しかしすげえ。ナカザの声すげえ。すげえ変! 高い声なんだが、ただの高い声ならいくらでもいる。なかなかない珍妙な声であった。曰く形容しがたい。しかし今回のライブを観ていて、ナカザはものすごく赤羽にいそうだと思った。確か赤羽かその近辺に住んでたんだよな? おそらく赤羽はナカザだとかミヤジみたいな人間ばかりが密集した怖ろしい街なんだろう。赤羽の近くに住む友人に「赤羽は怖ろしい所なのか」と訊くと、全力で否定するんだが普通の人っぽいが実は友人も危ないのではないかと最近思い始めている…… 

 そういやナカザと言えばMCでそのファッションが話題に上っていたな。


松本:そういえば、Gジャンはやめたの? そんなフォーマルな感じになっちゃって。。。

中澤:まあね☆ 

松本:知らない人もいると思うけど、ちょっと前までこいつ、袖を切り落としたGジャンを着てたのよ。ハマショーみたいな。切り口がギザギザのね。でもやめたんだ? やめてくれてよかったよ。ほんとに! 

中澤:あのな、いい? ファッションはな・・・人に理解されるもんじゃねえんだよ。(カメラ目線) 


 ナカザ、最高だな。その堂々としたたたずまい、潔さが素晴らしい。さすがナカザ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ! とりあえずゴーイングはリズム隊がイケメンで他の二人は道化だということがよく分かった。


 後半の曲はあまりやらない曲が多かったのか、結構イントロで歓声が上がっていた。歓声というか、黄色い声が上がる。メレンゲのオーディエンスも女ばっかりだが黄色い声なぞ聴いたことがない。というかオーディエンスの声を聴くことがそもそもほとんどない。さざなみというか凪いでいる。別にオーディエンスとしてはそっちの方が好都合なんだがバンドとしてはちょっと切ないよな。だから小生はアンディモリだとかミイラズを聴いてモッシュやダイブで踊り狂っているようなロックキッズをもう少し引き込みたいのである。「カッシーニ」でモッシュが起きたらクボンゲなんか多分泣くぜ? ちなみに今回はゴーイングファンも多いのでメレンゲの方もノリが大分よかった。

 「ハートビート」の曲中で松本が石原にMCを振る。「言っとくけど、こいつはつまんないことしか言わないから」と言われて苦笑しつつ、「まあつまんないことしか言わないけど。笑 これから日本各地、ツアーで回っていくけど、日本を明るくしていきます!」と言ってまたコーラスに戻る。うむ。よく分からない。松本といい石原といい、ゴーイングは大言壮語バンドなのか? いや、クボンゲのあれは暴言である。


松本:これからツアーでいろんな所をまわっていくけど、このツアーがよかったらまた、もう一回東京でやりたいと思います!


 そして最後に「STAND BY ME」を歌いあげて去っていった。松本は偉そうなことを言うくせに爽やかな歌ばかり歌って変なやつだ。だが妙にいい笑顔だった。





SET LIST

1. パスポート
2. 初恋に捧ぐ
3. Madonna
4. 口笛どろぼう
5. ランブル
6. ビターズ
7. My Treasure
8. LISTEN TO THE STEREO!!
9. ナカザのロック★
10. STAND BY ME
11. ハートビート




  1. 2012/03/12(月) 16:02:18|
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メレンゲ、ゴーイング、アンディモリ

 朝起きたら、YouTubeにメレンゲとゴーイングのスプリットツアーのトレイラーが上がっていた。ひとつスタッフに忠告しておくと、更新のアナウンスは同時にした方がいいと思うんだよな。だがライブ映像も含まれているので観れてよかったな。怖ろしいほどあの日のあの凄まじい音像は圧縮されていたが、でも確かにこれはあの日のあれだ。これ、本当にちゃんとした映像を上げてくれないだろうか。。。

 で、さり気なく最後の30秒間、終演後の楽屋のショットでアンディモリの小山田と鉄人が映り込んでいる。もちろん週末ダイナーや松本が336の元の持ち主だったりというゴーイング繋がりだ。だがクボンゲはすぐにアンディの二人に背を向けてしまう。いや、あんまり口をきいたことがない人間だから嫌なんだろうが、そこは仲良くなって対バンとかに持って行けよ! アンディなんかと仲良くなったら最高なのに! 実はクボンゲ、bgms時代の小山田と弾き語りイベントで対バンしてるんだよな。1,2回対バンしてた気がするが、多分一回もまともに会話なんかしてないだろうな。

 短い映像の中で、小山田はデフォルトのようなかわいいだけの微かな笑みを浮かべて拍手をする。薄っぺらい音が聞こえてきそうな拍手、何の感情も読み取れないような表情だ。メレンゲとゴーイングのライブは彼にとって何か意味があったんだろうか? いいライブだったから何も刺さっていないとしたら物凄く悔しい。

 ところで、ツアー初日から一週間以上が過ぎた今頃になってサイトにしれっとグッズの詳細が載っているのは一体どういうことなのか説明してもらいたい。これは初日に行った人間を舐めているということかね? キノ下じゃないが激苦笑したい気分である。ちなみに画像だと紫のTシャツに見えるが、実際はショッキングピンクである。こんな色のTシャツを作ったんだから、クボンゲはぜひ責任を取って今後のツアーで着てみせるべきじゃないか? あと、スプリットツアーだがツアーのためにメレンゲ側が作ったスプリット感のあるグッズってないんだよな。グッズの情報はほぼゼロだったというのもあるが、タオルだけか? ちなみに終演後物販の前を通りがかったらタオルは早々に売り切れていたのでほしい人は注意である。

 しかしレコーディングスケジュールは相当キツそうだよな。これを見るだけでもなんだかすごそうである。とりあえず小生が知っている新曲は6曲なのだが、フルアルバムというだけあってまだまだ沢山あるんだろう。ツイッターを見ていても去年の後半はかなり書いていたので曲数は多分そろっているんだよな。でも新曲に限らずどの曲も観るたびアレンジや演奏が洗練されていっているので毎回簡単に感動してしまう。音源を聴いて一番感動できるのは本当に最初の一瞬だけだが、ライブはそうじゃない。人ごみが嫌いでも方向音痴でも行く意味はあるぜ。










  1. 2012/03/09(金) 17:51:41|
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2012.3.1 strangers in the night at 渋谷 CLUB QUATTRO その1

 今回はライブの前後が忙しくなかったのでじっくり書けた。あまりにいいライブだったので5000字を超えてしまった。ほぼ一日かけたが書いていて楽しかったな。考えてみればツアーの初日であるので、少し空気を読んで曲名と新曲の歌詞を白くしてみた。それでも曲によっては分かってしまう部分もあると思うのでそのあたりは各自で頑張ってもらいたい。伏せた箇所を読みたい場合は選択して反転させてもらえばよい。

追記:ツアーが終わったので曲名は黒に戻した。






 ステージの上の楽器はほとんど見えなかったが上手に置かれた鍵盤がローランドだったので、先攻がメレンゲなのは間違いなかったがまだ諦めきれないでいた。だが、ローディーが持ち上げたギターが蒼いテレキャスだったのでいい加減諦めた。ローディーが18:40ごろから出て来たのでもしやと思ったが、マジでほぼ時間通りの時刻で音と客電が落ちた。

 アコギと笛の音が印象的なSEが鳴り響き、下手からメンバーが現れる。サポートは皆川神と達身だ。皆川神はレミオが活動休止になったのとYUKIのツアーが10月からなのでおそらく上半期はメレンゲのサポートをメインでしてくれるはずである。タケシタはこの間と同じ水玉のシャツ、クボンゲはベージュのニットのカーディガンと黒に栗色のリボンのハットだった。帽子、新調したのか。茶色のは鍔が真っ直ぐだったが、これは少し反っている。ここのところ割と服装がまともである。よいことである。何もファッションの珍妙さでフジと張り合わなくていいんじゃないか。と思ったらクボンゲはまたボタンのいっぱいついた珍妙なジーンズを穿いていた。渋公のアレである。マジか…… 思わず空を仰いだ。残念だ…… 小生、大変遺憾である…… 

 一曲目は「旅人」だった。イントロの轟音の中、クボが「ようこそ!」と声を上げる。明るい照明でギターのペグが光る。白目が光を跳ね返す。眼球は水分が多いから当たり前だ。人の身体もこんな風に光るんだよな。クボンゲは上手から下手まで視線を行ったり来たりさせている。目が悪いくせに何を観ているんだろうと思ったが、どうも緊張しているようだった。最近はライブ中よく無意味にニヤニヤしているが、それもほとんどない。

 歌詞は「迎えに行くよ お待たせ」と変えていた。前回のライブの覚え書きでは書き落としたが、あの時は音源の通りに歌っていたのが引っかかっていた。絶対にこっちの方がいいよな。「あなたの街の方 あなたのもとへと行こう」というところでオーディエンスを上手から下手まで指差す。

 間髪入れずに「ムーンライト」が始まる。今日のクボンゲは半ベソをかいているような顔だった。だがだからこそ声が張り詰めていく。目の動きは少し落ち着いてきた。正面から上手の方に向かい、正面に戻る。上手に居るのはもちろん皆川神である。声もよく張り詰めている中でこの美しい鍵盤が素晴らしかった。

 ほとんど間を作ることなく、クボンゲが皆川神とヤマザキの方を向いてカウントする。三曲目は「きらめく世界」だ。皆川神の鍵盤で大分エレクトロっぽさが増している気がする。サビは割と叩きつけるように歌ってしまうことが多い気がするが、今回は張り詰めていて鋭かった。

 この三曲はタケシタもキレキレだった。タケシタはゴーイングとのスプリットツアーということで個人的な思い入れが非常に大きいはずだが、確かにアグレッシブでかっこよかった。


クボ:今日はゴーイングとのツアーの、初めて、始めの日でありまして。すごく楽しみにしてたんですけど、楽しんでってください!

(拍手が起こる)

クボ:あのね、もうね。。。今日はホントにほとんど寝てないんですよ。。笑 (笑いが起こる) なんかすることとかいっぱいあるから。。。(ニヤニヤしながら)この後もいろいろあるし!笑 (振り返ってタケシタを観る。タケシタ、笑顔でうなづく。)


 クボンゲはギターを黒いアコギに持ち替えた。軽く鳴らしたコードで既にもう次に始まる曲が分かる。


クボ:せっかく盛り上げたけど、ちょっとしっとりした曲をやります。。笑 


 「タイムマシーンについて」だ。最近は割に声を張らずに柔らかく歌うことが多かったが、今回はすぐに感情を孕んで張り詰める。優しい声なんかいくらでもいる。クボンゲの声が素晴らしいのはあれだけ細い声なのに溜め込んだ感情をぶちまける時、あれだけ強く鋭く聴いている人間の心をぶち抜くからである。大サビは圧巻だった。

 皆川神の真珠の粒のようなシンセの音がポロポロとこぼれる。知っている。これはあれだ…… 皆川神の鍵盤で聴くのは初めてだった。「underworld」である。一時期結構やっていたので最近はあまりやらなくなっていたが、正直ずっと聴きたかった。しかしクボンゲは本当に泣き顔である。悲しそうな顔というか、泣いているんじゃないかと思うような顔である。こんなに声を張れるんだったらいくらでも泣いてくれて構わないが。二番のAメロの後、一気に加速する。漂う音像が急速に形を変えていく。これをパッケージできたら最高なのにな。3枚くらい買うから、最高のクオリティーのDVDを出してくれないか…… 頼む。

 その後、ギターを蒼いテレキャスに持ち替える。「願い事」だ。シンセの音が揺らぎ、緑の照明が仄暗く淀む。歌い出すクボの顔には表情がなかった。真顔なのだ。サビが来る頃にはもう半ベソ顔だったが、今回のクボは間違いなく本気だった。そのことに少なからず衝撃を受ける。真紅の照明がどっぷり視界を染め上げたのはこの曲だっただろうか。何故かそれがひどく印象に残っている。

 クボンゲとゴーイング河野が対談で結構ドラムの話をしていたので、ドラムに注意して聴いていたのだが、例えば同じドラマーでもストレイテナーのナカヤマシンペイは制御不能のバーサーカーであるが、ヤマザキのドラムはまるで飼い馴らされた忠実な野犬か猟犬のようだと思った。野性は全く失ってはいないが主人と強い信頼で結ばれているので暴走することはなく、その型にはまらない身体能力を活かしながら配慮に富みしっかりと寄り添うようである。ヤマザキ本来の持ち味としてはそのパワフルさがあると思うんだが、このしなやかさはクボンゲの嗜好だろうな。結構好きだ。


クボ:メレンゲとゴーイングは。。。似てる世界を持ってるんだけど、でも似てないトコも結構あって。。。。素生は太ってるし。 (オーディエンスの間にざわめきが走る) そこは勝ってる。笑 でもキャラが立ってないから、、そこは負けてる。。笑 (ざわめく) 


 結局それって全部見た目の話じゃないか? クボケンジ、今日の名言は以上である。


クボ:あと、私事なんですけど。。。。私事っていうかメレンゲごとなんですけど。。。6月の。。。。(タケシタを観る)

タケシタ:6月2日だね。笑 

クボ:6月の2日に、日比谷やお、日比谷の野外音楽堂でワンマンライブやります! ありがとうございます! (拍手が起こる) 


 クボンゲは嬉しそうだが恥ずかしそうでもある。


クボ:それに合わせて、、、間に合うかちょっと分かんないんですけど、5月30日に。アルバム出します! 


 確かにこのペースだと結構キツそうだよな。ツアーもあるし、本当に合間を縫ってレコーディングという感じなんだろうな。だがしかし、久しぶりのフルアルバムである。楽しみでしかない。

 しかし今回は久しぶりにクボンゲがフリーズしまくっているのを観てかなり面白かったのだが、どこでフリーズしていたのかはよく覚えていない。まあいつものように話の最中に唐突に喋りかけた格好のまま硬直するクボンゲと、それを保護者のような慈愛に満ちた顔で見守るタケシタという恒例の光景が幾度かあったという訳である。


クボ:今日は新曲を。2曲やろうと思うんですけど。。。。(はにかむ) 聴いてください。


 クボはタイトルを言わなかった。ギターを置き、上手側の傍らにセッティングされたシンセに向かう。これが新調したシンセか。ローランドである。多分テルミンみたいなパッドがついているんだろう。シンセの左端で赤く光るパッドの上で、近づけた手をゆっくり離していく。光量を抑えたステージの上で2台のシンセが絡み合う。「フィナーレ」はもっとダンサブルだったが、こっちはもっと静的なエレクトロだ。アンダーワールドをもっとアンビエントっぽくしたような感じかもしれない。アンダーワールドなんかより絶対こっちの方がいいが。


午前3時 でもまだ眠れないんだ
東京は美しい街だな
僕の瞳の光の(     )


 Aメロはこんな感じだっただろうか…… Aメロを歌い終わるとクボンゲは視線を落としながら正面のマイクに向き直った。空の手でマイクを握り締め泣きそうな顔で歌う。Bメロは微かにしか覚えていないがサビはよく覚えている。


僕はメリーゴーランド
いつだってメリーゴーランド


 全てを振り絞るようにして歌う。それは凄まじかった。ディレイを本当に上手く使っていた。タイトルは言わなかったけれども、「メリーゴーランド」とかなんだろうな。同じ「メリーゴーランド」でもフジとは全く違う。悲しみが静かにたゆたっていた。「君は本当にいないのか?」という歌詞があって胸を突かれたな…… 心の中には確かに何も存在しない場所がある。そこにかつてはあるものが在ったがこれからは永劫存在しない。

 間奏でシンセの方を向いた顔が本当にあと一秒で泣き出す瞬間の顔だったので若干動揺した。だが今回はそんな顔を何度か観たな。正直に言って小生は純粋にオーディエンスなので、クボが一生そういう顔をしていてくれればいいと思っている。寿命を縮めない程度に。いつもニコニコしている必要はないだろう。時々笑えばいい。そしてそれは間違っていることなんだろうか? ただ、クボも自分がそうあるべきだと強く自覚しているのは確かだ。それは果たして悲しいことなのか? だが芸術家の業はそんなもんだろう。

 曲が終わった後の拍手は一際大きかった。クボンゲが蒼いテレキャスを持ち、皆川神がスペーシーなシンセのサウンドをひねり出す。これはもちろん分かる。「バンドワゴン」だ。今年に入ってからずっと聴きたいと思っていた。ここ数日、頭の中でずっと流れていたのもこの曲だった。


夢見た夢の 続きの続きの 
ハッピーエンドのストーリーを目指す


 出だしの歌詞が決意に満ちて響いた。今回は割によく聴き取れて、「アイドリングはエイトビート」だとか「寒くたって平気さ」という歌詞が印象に残っている。一番印象に残っているのはサビだが。サビは三回くらいあるが、こんな風に流れる。



虹色の(  ) おなか空かして
でも泣いてなんかいられない
君に会いたくて プレゼント持って
星を眺めているよ

お礼が言いたくて お弁当持って
星を眺めているよ

君に会いたくて 寝巻のままで
ハッピーエンドを持って行くよ



 歌詞が少し変わっている気がする。このバンドワゴンは空を行くバンドワゴンなんだろうなとふと思った。この曲ではいくらかクボンゲの表情も笑みに近いものが浮かんだりしたな。

 だが笑顔になったのは次の「ラララ」からである。イントロではクボンゲと達身が向かい合ってギターを掻き毟る。達身、渋いぜ。達身のギターが荒っぽい分、皆川神の鍵盤が細やかなのでバランスが取れている。「ラララ」はタケシタがすごかったな。気付いたら上手の方に居て、アウトロでピックを投げて下手に戻って行った。ピックなんか投げるもんだからこれで終わりなのかと一瞬思ってしまった。しかしクボンゲもなぜかライトハンドで弾いてたな。クボンゲがライトハンドである。わが目を疑ったが多分絶対あれは幻覚じゃない。不思議な光景だった。

 もちろんこれで終わりということはなく、「アルカディア」が始まる。心の底から涙の流れるような「アルカディア」だった。抑えられたAメロ・Bメロでさえ時折声が張り詰める。メレンゲの曲というのは本質的に誰も歌えない曲である。クボにしか歌えない曲なのだ。あんなに弱いのにあんなに強いあの声だけを活かすメロに、あの声でしか表現できない感情が乗る。


クボ:ありがとうございました! また後で出てくるかもしれないんで!笑 


 という一言から間髪入れずに重いギターのリフが振り落とされる。「火の鳥」だ。この曲が本当に聴きたかった。ストロークの一音一音が、スティックの打ち下ろされる一撃一撃が重い。やはりこの曲の空気感は他のどの曲とも違うんだよな。静かに思い詰めるような緊張感だ。それは少し殺気にも似ているような気がする。アウトロで音源では渦巻いて立ち昇っていくような山内のギターが聴けるのに対し、達身のリフは音数も少なくぶっきらぼうで大味だが渋くて男らしく、格好いい。

 達身マジでカッコいいな。前半はほとんど見えなかったものの終盤は割と見えるようになったんだが、唇の端を曲げてフライングVを弾く姿にぐっと来た。ぐっと来つつもやっぱり新福菜館は分かるなと思った。







SET LIST

1. 旅人
2. ムーンライト
3. きらめく世界

4. タイムマシーンについて
5. underworld
6. 願い事

7. 新曲
8. バンドワゴン
9. ラララ
10. アルカディア
11. 火の鳥





  1. 2012/03/04(日) 15:11:07|
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